第17話 私もして欲しいの
かれんの好きの人いる騒動から何日が経ったんだろうか、今この学校ではカップルが歴史上稀に見るくらい誕生している。それもそのはずだかれんのことが好きな男子が一斉に撃沈していったからだ。あの宣言の後も周囲の女子がかれんに相手の男の情報を聞き出していてそれを聴いていた奴らが1人また1人と撃沈していったのは見ていてとても面白かった。
数学の教師も頭にハテナマーを浮かべながら授業をしていたと思う。
「悠也、一緒に帰ろ」
そんなことを気にするそぶりもなく本人はいつも通りだ。
「わかった。でも帰りに職員室に寄らないといけないんだよ。待っててくれるか?」
「じゃあ私も行くよ」
_________
廊下を歩くだけで注目を浴びる。放課後だから部活に行く人が多いからあんまり人は多くないものの帰宅部やあんまり活動日のない部活の生徒からの視線は感じる。
「ねぇあれって・・」
「やっぱりそうだよね?」
女子の皆さんはそんな会話をしているけれど残念。そんな期待するようなことはございません。
「失礼します。牧谷先生に用があってきました」
ノックをして職員室に入る。何回来てもここの空気は慣れない。いや何回もくるほど来ていないけど。
「おお、悠也か」
牧谷先生は生徒の名前を下の名前で呼ぶ珍しい系の先生だ。なんか国語を教えているだけど、見た目は体育教師でしかないんだけど、まあいっか。
「おうおう、噂の男がやってきたぞー」
「やめてもらっていいですか。先生。僕じゃないですから、かれんに失礼ですよ」
「そうか?俺はお前の可能性もなきにしもあらずだと思うけどな」
「ちょっと国語教師出して来るのやめてもらっていいですか」
「すまんすまん、えーと当番日誌だったっけ?」
「そうですよ、お願いします」
こんな感じのノリのいい先生だから生徒から人気が高い。
______
「すまんちょっと時間かかった」
「ううん大丈夫だよ」
微笑む顔には、少し赤みがある。きっと僕が職員室に行っている間に女子から質問攻めにでも遭っていたのだろう。
「・・・」
「・・・」
え、なんか気まずくないか?最近なんかこんなことが多い気がする。
誰か助けてくれ。かれんはなんか言おうと思って口を開けてはもじもじしてを繰り返していてこっちから話せない雰囲気が漂っている。
「………ねぇ悠也」
かれんの弱々しい声が僕の耳に届く
「ちょっと寄って行かない?」
かれんの指差す方向を見るとそこには公園があった。
「………いいよ」
なんか流れでいいよって言っちゃってベンチに座ってるけど何するんこっから?
「(ぽすっ)」
「っっ‼︎」
かれんが僕の太ももの上に頭を乗せてきた。
「かれん!?どうした、体調悪いのか?」
「……そんなわけないじゃん……」
「じゃあなんで……」
「……この前すみれと一緒にハグしてたじゃん。じゃあこれもいいでしょ」
「私もして欲しいの」
こんなに甘えたかれんの声は聞いたことない。『私もして欲しいの』か。確かにすみれにばっかこういうことするの良くないよな。友達に優劣とかつけたくないし。
そう思って僕はかれんの頭を撫でることにした
一瞬かれんは体をビクッとさせたけど、僕の手を受け入れるように気持ち良さそうに目を細める。
今思えば僕がこの要望を受け入れていなかったら関係が変わることは無かったのかもしれない。
⭐︎
もし私がこんなことを口にしなければ関係が変わることもなかったかもしれない
⭐︎
「あぁ〜好き♡」
_____
こんにちは、ややスランプのゆるせんです。いいアイデアが思い浮かばずに、あんまり僕の伝えたいことが伝わってないかも。励ましのメッセージまってます😭
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手話を勉強したら幼馴染がめちゃデレだったとわかった ゆるせん @hanjyo884
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