第9話 『これでいつでも話せるね♡』

僕はかれんにもすみれとの新しい関係を打ち明けた。まさか監視されてたなんて思わなかったけど


あの日からかれんはちょっと機嫌が悪そうだ。特にすみれの家に行ったときは、頬を膨らませているときだってある。一応彼女も美少女なので可愛いと思ってしまう。これはしょうがないことである。


今日もそんなことですみれの家に向かっている。


「ねえ悠也、悠也はすみれのこと好きなの?」

「ん?好きとか考えたことなかったな」

「え……………あんなにアピってきてるのに?」

「なんか言ったか」

「いやなんでも、たださすが悠也だなって言っただけ」

「いや意味がわからないんだが」


その時のかれんの表情は、不機嫌さなんて1ミリも感じないような楽しそうな顔だった。


会話をして歩いているとすみれの家に着いた。

ピンポンを押して家に入るとすみれがまた抱きついてきた。恵さんによると、あの日から下のリビングでインターホンが鳴るのを待つようになったらしい、すみれのためにインターホンが鳴ると光る機械がリビングに付いているそうだ。


あれなんかまたかれんが不機嫌そうなんですけど?まあ目の前でこんなイチャイチャ見せられて喜ぶ人はいないか、


すみれはいつもより僕から早く離れた

そして僕の制服の袖を引っ張っている。これは手話がなくてもわかる。来てほしいということだ。

「はいはいわかったよ」

僕たちは靴を脱ぐとすみれの部屋に連行される。


そこにあったのはりんごのマークがついた薄い機械だった

「これはスマホ?」

「しかも最新機種じゃない?」

2人して食いつく


「すみれが欲しいって言ってたから買ってあげたの、スマホって機種によって値段差大きいのね」

ドアを開けて恵さんは教えてくれた。洗濯物を取り込みに来たのだろうか?


「たしか昨日ラインの設定はしたはずだから2人とも友達になってあげて」

「わかりました」

こくりとすみれも頷く


足りない設定なんかもあったからそれも済ませちゃって、僕とかれんはすみれとラインを繋ぐ。プロフィールの画像はあじさいの花が雨に打たれているところだ。せっかくならすみれの花にすればよかったのにな…


ピロン、甲高い電子音が部屋に響く音の主はかれんのスマホだ。


「あ、すみれからスタンプきた!何このクマのスタンプ可愛い!」


『かれんがそのスタンプ可愛いって』


かれんは手話がまだ使えないから俺が伝えるようにしている。


『嬉しい、でもゆうやにとっては私の方が可愛いよね?』

『……』


突如すみれによって爆弾が落とされた。奇襲にあった僕の心はバクバクいっている、やっぱすみれって僕のこと好きなんじゃないのか?……いや勘違いはやめろ、僕は彼女の幼馴染でしかない、それ以上でもそれ以下でもないんだ。


俺がすみれの言葉を無視していると思ってたのかすみれは頬を膨らまして不満そうな態度を全面に出している。


『そうだな』



僕がそう返すとその表情は嘘のようになくなり太陽のような笑顔になった。ほんのり頬が夕日に染まっている。

可愛い……

素直な僕の心の声だった。


ピロン!

僕のスマホから鳴った。誰だろう母親かな?スマホの画面を見るとそこにはひらがなが3文字、すみれだった。目の前にいるすみれを見ればなんだか恥ずかしがっているように視線を僕から外している。

僕は少し息を吸ってすみれとのトーク画面を開く。


すみれ)これでいつでも話せるね♡


「ッっっ!?」


その文面に僕は悶絶しかけた、いやそれを見て昇天しかけたかもしれない。危なかった……


「どうかしたの?」


まありにも不審すぎたのかかれんが心配してくる。


「な、なんでもない」

「ふーん」


なんか察したようにかれんは相槌をうってくる。その表情には少し不満が浮いているように見えなくもない。

そこからちょっと気まずい時間が流れた。


☆☆


家に帰ってきた僕はベットに横になる。なんだか今日は疲れたので早く寝たくなって、速攻で夜ご飯とお風呂を済ませた。

よし寝よう……ピロン!

通知が来た、仕方ないなと思いながらスマホを開くそこに映っていたのはすみれとごめんねの文字

どうしたと焦ってスマホのロックをとく。


すみれ)ごめんね

ゆうや)何が

すみれ)私のせいで変な空気にしたから


あ〜その責任を感じてたのか……


ゆうや)別に気にしてないよ

すみれ)でも……

ゆうや)ほんとに気にしてないから、ていうかなんで目線逸らしてたの?


すみれは責任感強いんだな、このままだとマイナスの方に進んでしまって良くないと思い、少し話題を変えてみようとしてみた。


すみれ)それは……

すみれ)♡をつけちゃっのが恥ずかしくて(/// ^///)


…………あ、そこなの?てか今更?

あんだけ僕に私の方が可愛いよね?とか聞いて置いて今さら?

なんか文章で恥ずかしがっているのかと思ってたわ。ハートすか。

なんかすみれってわかんない人だな、改めてそう思った僕なのであった。


*******


こんにちはゆるせんです。

そろそろテストなので更新が出来ないかもしれないです。来週の後半くらいからまた投稿できるようにしますのでよろしくお願いします🙏


そろそろもうひとつの物語もだしてみようかなと思ってます。ちなみにもうひとつの物語はこの物語と同時に思いついたやつです。

面白くなるよう頑張ります。


この物語を気に入っていただけてまだ★をつけていない方は是非★をよろしくお願いします!!

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