また逢う日まで

今日、あなたが死んだ。

あの人が死んだとき、あなたはこう思っていたのかと。

でももうそれを分かち合えるあなたはいない。

いつからだろうか、あなたを好きになっていたのは。

一緒に歩いた道を振り返ると、綺麗な花が咲いている。

あなたとの時間が楽しくて幸せであっという間だった。

好きだなんてあの日以来言われたことなかったけど、

本当に愛していた。

だってこんなに涙が出ている。

弾いていたギター

読んでいた本

好きな食べ物

あなたが愛していた全てがあなただと思ってる。

私は1人がどうも怖いみたいでさ、夜になってお布団に入っても目が痛いんだ。

いつも以上に部屋を綺麗にしてみちゃったりさ、それでもあなたの部屋はそのままだったりして。

時間が長く長く感じて、心の居場所がどこか分からないんだ。

いつもあなたに預けていたのかもね。

幸せだったんだ。

多分、これからも幸せだし、私が死んだ後も幸せなんだ。

きっと。

きっとね。