【市民生活課特別資料－●●市特別封緘記録6－】

【概要】

インターネット掲示板「知識共有サイト」において、●●市を訪れた利用者による質問投稿が確認された。内容は、裏山に存在する「七人しか通れない道」と呼ばれる山道に関するものであり、投稿者は同行者と共に体験を報告している。記録の中に「七理様」という名称が住民の口から語られており、従来の怪異事例との関連が疑われる。

【詳細記録】

投稿の抜粋は以下の通り。

質問タイトル

「近所に“七人しか通れない道”があるって本当ですか？」

本文

奈良県の親戚の家に行った時に、近所の人から「裏山に七人でしか通れない道がある」と聞きました。

試しに友人5人と一緒に歩いたら普通の細い山道だったのですが、帰りに撮った写真を見たらなぜか全員の顔がぶれていて、背後に知らない人のシルエットが映り込んでいました。

親戚は「七理様の道だから触れるな」と言っていましたが、意味がわかりません。

この“七人しか通れない道”と七理様って何なんでしょうか？

当該スレッドには複数の返信があり、いずれも「数の禁忌だ」「七人目に何かが加わる」という趣旨の警告的なものが多く見られた。

【所見】

「七人しか通れない道」という伝承は、「数の禁忌」に関する新たな派生例である可能性が高い。同行者が5人であったにも関わらず「7人目」に相当するシルエットが写真に写り込んでいる点は注目に値する。また、住民が自然に「七理様」という呼称を用いていることから、当該地域における信仰・伝承として定着していると考えられる。今後、現地調査の必要性あり。

【備考】

当課で該当スレッドを保存。投稿者アカウントはその後活動を停止している。