まさに読みたかった王道のラブストーリーでした。最愛の人を失う悲しみ、どんなに手を伸ばしても届かない失望感。それでも、彼が絶望しないようにと背中を押す彼女の優しさ。彼女もまた、深く彼を愛していたことが伝わってきました。風景の描写も繊細で、美しく胸に残りました。読み終わった後、『ほーいいじゃないか……こういうのでいいんだよ……こういうので……』と思いました