心恋 ーほのかな優しさが残る、その先であなたとー

枯枝 葉

プロローグ




 心恋うらごいし……(形シク)心の中で恋しく思う。

      広辞苑第七版第一刷(二〇一八年)一月一二日新村出(編)


           ※



シャンプーの香り、葉の擦れ合う音……

木漏れ日の輝きに誘われて蘇る、

あなたにとっての淡い恋の想い出は、

心の奥で、

  ときに瑞々しく、

  ときにほろ苦く、

今もなお、

     輝き続けているのでしょうか?

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