導入からテンポがよく、読み始めてすぐに「この作品は勢いで読ませてくるタイプだ」と分かりました。
主人公の素直な一人称が軽快で、読者が状況を理解しやすく、ページをめくる手が止まりません。
特にキャラクター登場の“見せ方”が非常に上手いです。
ぽっと出ではなく、行動で個性と強さを一瞬で理解させるので、読者の印象にしっかり残る。
それでいて会話のテンポが良く、世界観の説明も自然に入ってくるため、ストレスなく読める作品になっています。
地の文・会話のバランスも良く、スマホで読む層を意識した読みやすさが光っています。
キャラ同士の“間”の取り方が巧くて、まさにライトノベルの良さを押し出した読み味。
これから物語が広がっていく予感が強く、続きが気になる作品でした。