第43話
リリベルさんが話し始めた。
「祓魔師(エクソシスト)協会日本支部は最近と言っても4年前に出来ました。日本出身であること実力があることで、ルカ様は支部長という立場を得ました。そして今、ルカ様個人で知り合いからの依頼受けているそうです。私(わたくし)達はそのお手伝いをしているまでです。」
「リリベルさんにも詳しいことはわからないのかい?」
「知人としか…内容までは聞かされていません。」
「なら、僕がなんかそういう場を作ろうか?」
「もし出来ればですが…お願い致します。」
「わかった」
気になる点など色々とあるけれど、一旦落ち着いたからとお茶をする事となった。
その頃、楓さんの実家に着く前に
「楓さん何故家出したんですか?」
「それは…私を閉じ込めたからです。」
「閉じ込められた?何故?」
「私が作る人形目当てです。」
「もしかして、お金になるからかしら?」
「はい、最初の頃はみんな褒めてくれて、初めて売ってみた時は喜んでくれした。ですが、お金が増えると家族が目の色を変え始めました。そこから私は部屋に閉じ込められ、作らされました。それが嫌でしたが、逃げられないように鍵をかけられていたんです。どのくらい経ったか私をお世話してくれていたお手伝いさんが家族のいない時に連れ出してくれました。」
「あれ?言ってたのと違いませんか?」
「ごめんなさい…嘘ついていました。そうでもしないと思い…」
「大丈夫よ!人には事情があるの!」
「楓さんボク達が、何かあればフォローします!」
「ありがとうございます…」
そして、楓さんの実家に着いた、楓さんは震えていた。
「大丈夫ですか?楓さん?」
「大丈夫です。私が決めた事ですから…」
チャイムを鳴らそうとした時に、
「なんだい家出しといて、今更来るとは…早くまた作りなさい」
「ちょっと言い方があるのではないですか?」
「そうよ!」
「楓の知り合いかい?」
「はい…母上」
「まあ上がりなさい」
ボク達は楓さんのお母さんに家にあがるように言われた。「お邪魔します…」
いきなり、謎の黒ずくめ達に襲われた。そこからボク達は気を失ってしまった。
「やめてください母上!みんなは関係ないでしょ!」
「反抗的ね…楓も連れて行きなさい」
黒ずくめのに抑えられて連れて行こうとした時、
「ふざけないで!貴方それでも楓君の母親でしょ!」
「何故眠らない?そうか、あの女が言っていた鬼ね」
「何故それを!」
楓さんの母親は何かを取り出して、鹿嶋さんに向けて投げた。
「ぎゃゃゃああ、痛い…痺れる」
「やはり効くのね…鬼に…特に茨木童子に」
鹿嶋さんも楓さんも気絶してしまった。
「鬼は特殊な檻に入れて、そこの子は縛りつけといてそして、楓はあの部屋に入れなさい」
そういうと、黒ずくめの人達が頷き行動する
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