第32話
「楓っちどういう事!」
霞美さんが叫び起きた。
「あれ、頭撃たれたのに痛くない…みんな!起きて」
周りに居たボク達を起こす霞美さん
みんなは混乱しながらも、体を起こした。
「ようやく、お目覚めすね…みんな」
周りを見渡すと見慣れた場所だった
「楓君、説明してくれるかい?」
「わかりました…話は遮らないようにしてください。」
(今までいた所は夢境なんですわ、ある時に鍵沼さん達が荒吹と対峙してた時に荒吹が鍵沼さん達を眠らしたんです…これでわかりましたよね)
全員で、ツッコミを入れる
『訳わからない!ちゃんと説明して/しなさい』
楓さんはため息をつき、ホワイトボードに書き始めた。
2013年3月ー 鍵沼秋桐と鹿嶋柚生出会う
5月ー 宍倉楓と出会う バイトに入る
2015年2月ー 何でも屋「カギヌマ」設立
2023年7月ー芝山霞美バイトに入る
2024年7月ー前野瑠璃バイトで入る
2025年2月ー 事件が起きる
「え?待って辻褄が合わないんだけど…2013年鍵沼っちと会うの10歳になるよね…10歳でバイトはできないよね」
「やっぱ、夢酔いしてんな」
「夢酔いってなんですか?」
「夢境と夢境を行き来きすると起こる現象」
「なんで、楓君が知ってるの?」
「はぁ…説明面倒なんでパスで」
「ちゃんと説明して楓君!」
見たことのない形相で楓さんを睨みつける鍵沼さん
観念したのか話し始める楓さん
「俺は獏だ…」
みんなが唖然していた。
「あの…獏って夢を喰べる」
「あぁ…そう夢喰い獏」
「理解が追いつかない」
「事件って何ですか?」
また、ため息をついて
「仕方ないな…説明するから黙って」
ホワイトボードに書き出した。
2024年12月
荒吹がザントマンの魔法の砂の入った袋を盗む
2025年2月
怪異退治の依頼で寂れた神社に向かう
そこで待っていた荒吹が魔法の砂を撒いてみんなを眠らせる
夢境の中ではちゃめちゃな?夢を見せる
次の段階に進む為に芦屋道満の姿をした夢魔が攻撃、次の夢境でみんな気づき始める そして、現在
「これでわかったろ?」
「まだ曖昧な部分があるから何とも言えないけど、今までのは夢だったということだね?」
「あぁ…あんたらを見つけるのに時間がかかったけどな」
「ありがとうございます!楓さん!色々まだ聞きたいことありますが、陰陽五大家は居るんですか?」
「居ない…あぁ説明するから…」
ホワイトボードにまた書き始めた
夢 現実
陰陽五大家 →陰陽師名家
夢
一星、二葉、三森、四宮、五色
現実
芦屋、安倍、土御門、倉橋、加茂
夢
怪異 妖 別
現実
妖怪=怪異 同じ (解釈による)
「わかったか?」
「何となく」とみんなが言う
「2〜3日は夢酔いがあるから暫くはここで泊まる感じだなみんな」
「そうですね…まだ理解が追いつかない」
ボク達は馴染みの事務所で2〜3日泊まる事となった
(詳しい話はとりあえず落ち着いたらにしよう)
ボク達は食事を摂り、のんびり過ごした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます