何でも屋「カギヌマ」
有栖川65
第1章
第1話 初めての面接
高校生3年になって初めて、バイトしてみることになった前野瑠璃です。 仕事内容が補助・時給が1800円と高いのに釣られた結果、
まさか、バイト先であんな事が起こるとは思いませんでした‥‥
夏が近づく季節‥土曜日の午後14時頃、
「ここだよな‥何でも屋「カギヌマ」は‥」
決意を固め、扉をノックする
「すみません!今日、バイト面接しに来ました。前野瑠璃と申します。よろしくお願いします」
「あ!この前電話で応募した子だね‥えっとここに座って」男性が案内しようとした瞬間、転けた
「大丈夫ですか?」手を差し伸べる
「おっと、いたたた‥ごめんね、ありがとう
改めて、自己紹介するね。僕は鍵沼秋桐、ここの社長やっているんだ。他は出払っていて僕しかいないけどね」
「鍵沼さん、よろしくお願いします。」
「元気いいね‥じゃあ、面接するね」
「はい!」
「前野瑠璃君で合ってるね?」
「はい、合っています。」
「質問、この仕事選んだ理由は?」
「はい!正直に答えますと初めてバイトするのと、少し時給が高かったからです。」
「瑠璃君、正直ものだね‥」
「次、秘密を守る事はできるかい?」
「はい、口が硬いと言われます!」
「うんうん!いいね‥最後の質問、
何をみても、驚いたり、逃げたりしない?」
「はい!根気強く、最後までやりきれます!」
「うんうん‥いいね、面接は終わりね」
「貴重なお時間頂き、ありがとうございました。」
鍵沼さんが改めて、履歴書に目を通すと‥
「瑠璃君、いつから働ける?」
「学校終わりの放課後16時頃と土日いつでも、夏休みはいつでも可能です。」
「そうかい!じゃあ、明日からバイトしてみる?」
「それって、合格ですか?」
「うん、そうだよ‥」
「やった〜!」嬉しすぎて声が出た
「嬉しそうでなにより、明日10時来てくれるかい?」
少し照れ隠ししながら、
「はい!明日10時ですね!明日、よろしくお願いします!後、何か必要なものありますか?」
「こちらこそよろしくね‥必要なものね‥ペンとかかな? 初日だし」
「わかりました!では、また、失礼しました。」
元気よくいい帰って行った。
「元気が良くて、いい子だ‥でも、耐えられるかは明日次第かな‥」と呟いた
ー帰り道ー
「やった〜初めてのバイト受かった〜けど、変な質問だったなぁ〜他もこんな感じなんかな?」
疑問に思いながらも、家に帰った。
ー 家 ー
手を洗った後、
「ただいま!母ちゃん!父ちゃん!」
仏壇に手を合わせて今日のことを報告した。
ニコニコしながら夕飯を作り、1人で夕飯を食べ、寝る支度をした後、部屋で「明日、楽しみだ!」と呟き、その日は終わった
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