黄泉路短歌帳2025/08/26

黄泉.bit.

万葉のともがらへ

ひだをおり、としつき重ね、しわを着て、死に歩む。

そは名すらなくとも


衣更う かじんの袖を濡れたるを きるかたも無きことむなしけり


共に住み 過ぎ去りし日々 終の宿

思い出ばかり 走り出すやも


団扇だけ 持ち経た夏が溢れ出で

夢うつつにも出でてくれれば

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黄泉路短歌帳2025/08/26 黄泉.bit. @yomi_bit

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