裏の雑木林と昆虫採集

私の一番古く美しく心に残っている情景は

休み時間になると友達と校舎裏の雑木林へ行き昆虫採集をしている場面だ。木漏れの中

友達は虫網片手にモンシロアゲハ蝶を追いかけ、私は土を掘り返し小さな甲虫を虫カゴに入れる。帰ったらこの甲虫の名前がファーブル昆虫記に載ってないかなと想像する。これが私の美しい思い出だ。「誰だって良かった時期てのがあるんだ。ヤク中はずっとその内に居たいのさ」アイク親父はパウンドケーキをコーヒーに浸しながらウンザリする話しをくどくどと話す。「しかしこのイタ公の奴め!必ず送れやがる!こっちが何も言えないと分かってるんだ!」リーはアパートに帰りモルヒネの準備をする。スプーン、アルコール綿、オイルランプ、ナイフ、そして打ちこんだ。麻薬は一時すると、その効果はまったく弱くなる。気持ち良くなったりしない。ただ禁断症状を抑えるだけだ。リーはメキシコへ向かう準備を始める。

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