転生情報屋

雪崩式ドラゴンスープレックスホールド

序章 『理想の異世界転生』を神様に直接プレゼンしてみた

スライド0-1

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『理想の異世界転生』


発表者:凛音天誠

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はじめまして。

『理想の異世界転生』というテーマでプレゼンさせていただくことになりました。凛音天誠、23歳です。

よろしくお願いします。


現実世界では社会人一年目。日々の業務・残業・上司・ノルマに追われておりました。

70歳近くまでこれが続くと想像して心が折れかけていた所、「凛音天誠という名前が、輪廻転生と同じ響きなのが気に入った」と評価され、幸運にも異世界転生のチャンスをいただきました。


その時に担当の天使様から『まだあなたの転生先、決まってないんだよね』と伺い、是非とも私から神様方に直接『理想の異世界転生』についてプレゼンさせていただきたいと、強くお願いしてこの場を設けていただきました。


お集まりの神々の皆様、そしてこの場を設定することに尽力いただいた天使様に深く感謝いたします。


しかしなんというか、皆様、さすが神様というだけあって、マジで神々しいですね。。。リアルに光輝いていて眩しいので、全くお姿が見えません。

このプレゼンにおいて「目が合わない」とか「どこ見て喋ってんだ」などといった不満が出るかもしれませんが、ご容赦いただければと思います。


はい、それではスライドをご覧ください。

本日のプログラムはこのようになっております。


スライド0-2

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『理想の異世界転生』

contents

1. 自己紹介

2. 理想の異世界転生とは?

3. 典型的な異世界転生の問題点

4. 働かないことの合理性と

    スローライフの優位性

5. 結論

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というわけで、まず自己紹介なのですが、これは自己PRも兼ねております。

異世界転生に適性アリと感じていただければ幸いです。




スライド1-1

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1、自己紹介

凛音天誠:23歳(日本人♂)

趣味・特技

• ゲーム全般(特にRPG・恋愛SLG)

• プロレスが得意

• 漫画・ラノベ好き

• 一人暮らし経験あり、自炊OK

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改めまして、凛音天誠、23歳です。

趣味はゲーム。RPG・恋愛シミュレーションを得意とし、格ゲー落ちゲーも嗜んでいます。

さらにプロレス・漫画・ラノベも大好きです。

一人暮らしの経験もあり、自炊もできます。



スライド1-2

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運動歴(プロレス歴)

• 幼少期〜高校:プロレス道場

• 大学:学生プロレス部

• 得意技:三角跳び式フェニックススプラッシュ/シャイニングウィザードなど

• ルチャ・リブレ系で受け身も得意

• 覆面レスラー「ナニワーノ虎SUN」(関西弁+虎+太陽のヒール)としても活動

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次は運動歴です。


幼少期から高校までプロレス道場で鍛え、大学では学生プロレス部に所属し、特にマイク、必殺技、受け身の練習に打ち込みました。


得意技はフェニックススプラッシュ、シャイニングウィザード、ムーンサルトプレスなどです。空中殺法が得意なルチャ・リブレ系レスラーとして活動しておりました。


本名でのレスラー活動に加え、別人格の覆面レスラー『ナニワーノ虎SUN』という関西弁+虎+太陽というコンセプトのヒールとしても活躍しました。別人格を持っていた経験は異世界転生にも役立つのではないかと考えております。


一般人としては戦闘力が非常に高く、素手での攻撃や毒霧攻撃はもちろん、椅子、長机など何でも武器にできる事も私の強みとなっております。



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恋愛経験

• 短期間だが、複数の交際経験あり

• 国際恋愛の経験あり

(=異世界へも対応可能)

• ナンパ、逆ナンパも経験あり

(=コミュ力に自信あり)

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次は恋愛経験についてです。


フラれた経験はもちろん、短期間の交際経験も複数あります。

ちなみに、今までで女子に言われて一番嬉しかった言葉は「あんたの筋肉が吐くほど好きやねん」です。この言葉で交際がスタートしましたが、その日のうちに泥酔した彼女にマジで吐かれたので、別れました。

交際期間は自己最短の半日でした。


閑話休題、簡単に恋愛遍歴を紹介します。


中学時代は罰ゲームで告白してきた女子と3ヶ月付き合いました。

高校時代は5人に告白して、うち2人とお付き合いしております。


大学時代は、マッチョな外見の優位性を活かした海でのナンパ、逆ナンパなども経験しました。


なお、大学時代にナンパ以外で付き合った彼女は一人で、先輩の紹介で知り合ったメキシコ人の女子プロレスラーと付き合いました。これは喧嘩がストロングスタイル過ぎて別れました。


このように恋愛においても異文化対応の経験もあり、異世界にも通用するコミュ力を持っているのではないかと自負しております。


つまり、、、私は『あらゆる異世界転生に対応できる下地がある』と言っても過言ではないでしょう。



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現在の状況

• 社会人1年目

• 残業・上司・ノルマに追われる毎日

• 心が折れそう

   ↓

とにかく『働きたくない! 』

⇨ 異世界転生の機会に心より感謝

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大学卒業後、つまり現在の私の状況についてです。


現実世界では社会人一年目。日々、残業・上司・ノルマに追われております。

なお、私の職場はブラック企業ではありません。薄いグレーくらいの企業だと思います。ちゃんと残業代も出ますし、人間関係も悪くありません。

ただ、週5日、1日8時間労働+αが苦痛で仕方ないんです。

つまり、私に労働者としての適性があまりにないのです!

最近は定年が70歳になる、将来的にはもしかしたら75歳になるかも、という絶望的な話も聞きます。

これから約50年は今のような状況が続くと想像して、既に私は心が折れかけています。


働きたくない!!!!!


…………ただ…、……それだけ……………、それだけなんです。。。





すいません、湿っぽくなっちゃいまして。。。


とにかく、異世界転生という機会をいただけたこと、本当に本当に感謝しております。

この場を借りて改めて御礼申し上げます。


というわけで、ここからは、真剣に本日のテーマでもあります『理想の異世界転生』についてプレゼンさせていただきます。


スライド2-1

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2、理想の異世界転生とは?


『ちょうどいいスローライフ』

・個人チートに依存しない

・誰にとっても当たり前

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働きたくない私にとって、ズバリ、理想の異世界転生とは『ちょうどいいスローライフ』です。


特に大事なポイントは、英雄的な個人の飛び抜けた能力に依存しないことです。


詳しくは次の『典型的な異世界転生の問題点』でお話ししますが、要するに、

「自分だけ快適な生活」では真のスローライフとは言えません。


『その世界に住む人々にとって当たり前の生活=スローライフ』であればこそ、真のスローライフになり得るのです。



スライド2-2

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ちょうどいいスローライフの環境的条件

• 格差のない便利生活

• 都会にアクセスのいい田舎

• 魔法で農業・物流・防衛・娯楽

• 自然・文化・遊びが豊か

• 過労なし、創造性アップ

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まず、ちょうどいいスローライフの環境的な条件を確認したいと思います。


1つ目 格差のない便利生活

炊事、洗濯、掃除、庭仕事等に関する便利な生活魔法を当たり前にみんなが使える世界。これは譲れません。この部分に格差があると碌な事にならないでしょう。


2つ目 都会にアクセスのいい田舎!

ちょうどいいスローライフは狩猟や農業といった重労働はしません。基本は便利な魔法ありきです。豊かな自然の恩恵を受けながら、都会ならではの楽しさもすぐそこに!

アクセスのいい田舎こそユートピアなのです。


3つ目 魔法で農業・物流・防衛・娯楽!

社会インフラの問題は魔法で個々が解決。田舎であっても都会と同等の生活の便利さは当たり前。みんなの魔法で産業・農業・物流・防衛・娯楽、、、全てが無理なく回ります。


4つ目 自然・文化・遊びが豊か!

田舎の欠点は娯楽が少ないことだと言われます。そのため、文化・娯楽が豊かな田舎こそ心身ともに健康に過ごすために最適な環境と言えます。


5つ目 過労なし、創造性アップ!

誰もが過剰に働かない。これこそスローライフの最も大事なことだと思います。精神的な余裕は、自由に創造性を発揮できる余裕を生み出します。


このような環境なら、誰もが幸福かつ持続可能なスローライフを送ることができるでしょう。


スライド3-1

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3、典型的な異世界転生の問題点

①勇者召喚・魔王討伐型

   → 高リスク、重圧過多、過労死の危険

②俺TUEE・内政チート型

→ 需要過多、過労死の危険、

   独りよがりになりがち

③戦闘職ガチ勢型

→ 高リスク、過労死の危険、

   俺TUEEへ変化しがち

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従来の異世界転生シナリオは、表面的には華やかでも大きな欠点があります


いくつか例に挙げて説明します。


1つ目、勇者召喚や魔王討伐型についてです。

これは労働量も、双肩にのし掛かるプレッシャーも、社畜の比ではありません。私なら魔王を倒す前に過労死するか、病んで引き篭もる自信があります。


2つ目、俺TUEE・内政チート型

俺TUEEや内政チートの根源である、飛び抜けた力は、環境格差、周囲との不協和音を生み出します。結果、周囲から強く求められる存在となり、需要過多となるのが一般的です。

これらから目を背け、自分に都合のいいようにだけ動いた場合、独りよがりになりがちです。しかも、それに気付いて反省した場合、『世界に奉仕する社畜』へと変貌します。


結局のところ、俺TUEEや内政チートは、自分自身の安心安全な環境を破壊してしまうのです。

そして、飛び抜けた力を持った者は、望む望まざるに関係なく、過労死レベルで働くことになります。


このことは数多のラノベが証明しております。

   

3つ目、戦闘職ガチ勢型

これも一目瞭然で危険度が高いですね。

スタート時点こそレベル1で始まることがありますが、生き残るために必死で頑張らざるを得ず、行き着く所は俺TUEEです。つまり、過労死します。



次のスライドに移ります。



スライド3-2

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典型的な異世界転生の問題点②

④ハーレム型 → 個人チート依存の幸福

♾️の忍耐力・多大な財力が必要

⑤赤ちゃんからの転生

→ 産んでくれた家族への後ろめたさ、

発覚時に家族へ多大な精神的負荷

⑥ゲーム世界 → 知識がある故の負担大

過労死の危険

⑦ 偽スローライフ型

→ チート能力依存のため最初だけ

   俺TUEE型・ハーレム型などへ変化

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4つ目はハーレム型です。

これは、勇者召喚や俺TUEEなど、他のものとセットになるケースがほとんどです。

つまり、公的な活動が過労死レベルなのに、プライベートまで過労死レベルにしてしまう極悪な抱き合わせ商品です。


転生先の身分によっては一夫多妻が義務付けられている場合もあるでしょう。


でも、私には無理です。


何故、断言できるのか?


私は複数の女性と同時に付き合ったことはありませんが、同時に複数の女性を好きになったことはあります。


あれは21歳の時でした。


就職が決まって、卒論の目処もついて、人生で一番楽勝な時期です。この頃、私は週5で合コンを3週に渡って続けました。つまり、15連戦です。


そして、会ったうちで好みの女性は7人。

さらにその中で、連絡先を交換して1対1で複数回会ったのは3人。


3人のうち誰でもいいから付き合えたら……と思っていたのですが、実際は「誰も逃したくない」欲が出てしまい、結果、全員に気を遣い、全員と出かけ、全員とマメに連絡を取り合い続けることになり、メンタルがおかしくなりました。


わかりますか? 

付き合ってすらないのにそうなるのです。

ハーレム? 

自殺行為です!


ちなみにその後、私の疲弊を見かねた先輩が、メキシコ人の女子プロレスラーを紹介してくれました。

なんかもう、現状から解放されたい気持ちが強く、すぐに付き合うことにしました。

なので、その3人とは結局そこで自然消滅しました。。。


なお、メキシコ人女子プロレスラーとも、痴話喧嘩の際にゴッチ式パイルドライバーを決められ、、、別れました。


5つ目、赤ちゃんからの転生です。

これはだいたい生まれた瞬間から意識があります。

意識はあっても喋れないため、必然的に生まれた瞬間に家族に後ろめたさを持つことになります。家族に打ち明けたり、バレたりした時の精神的負荷は計り知れません。


加えて、幼くして需要過多になるパターンも多く、若くして過労死するリスクも高いです。


6つ目、ゲームの世界など、よく知ってる世界への転生です。

これはほぼ予知能力と同義であり、結果、自分に都合の悪いフラグを回避するため常に先回り行動をとる羽目になります。


つまり強制労働で、過労死一直線です。


最後は、偽スローライフ型です。

偽スローライフは言い換えれば、チート依存のスローライフです。

最初こそスローライフ謳歌していても、俺TUEE、内政チート、ハーレムなどに変化していくパターンがほとんどです。

自由を謳いながら需要過多、スローライフの皮を被った社畜となり、過労死します。


つまり、典型的な異世界転生は、結局ブラック労働の延長線上にあり、その先にあるのは過労死です。

たまに本人だけスローライフと思い続けるような勘違い型もありますが、残念ながら、私はそこまで鈍感ではございません。


さらに、これらの世界では、神様への責任転嫁が起こり、神様方へ過剰なお願いの集中が発生するパターンもあります。

つまり、これは私だけでなく、神様方にとっても負担増大というリスクを孕んでいるのです。


ではここで少し視点を変えてみましょう。

私は「働きたくない」と主張していますが、果たして、働かないというのは本当に悪なのでしょうか?



スライド4-1

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4-1 働かないことの合理性

・ストレスから解放

→ 創造性が跳ね上がる例が多数

・遊びや趣味が文化や文明の発展につながる

・長時間労働は寿命や精神に悪影響

・歴史上、労働負荷が軽い時代

  → 芸術などの文化や娯楽が大きく発展

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このスライドを見ただけでも、働かないことは単なる怠けではなく、実は極めて理にかなった選択だとご理解いただけると思います。


歴史を見ても、その例は多々あります。

古代ギリシアやローマ帝国では、労働を奴隷に任せ、市民が自由に活動できた結果、哲学や芸術、科学が大いに発展しました。

日本でも平安時代、一部の身分は労働から解放され、その余裕の中で文化が大きく開花しています。


もちろん、当時は奴隷のような「労働を押し付けられた人々」が存在しました。

ですが、異世界ならば、便利な魔法がそれを解決します。魔法による社会インフラが確立されれば、誰も過度に働く必要はなく、つまり奴隷のような人々も必要ありません。


つまり、誰も過度に働く必要のない社会こそ、持続可能な幸福の鍵であり、その完成系である「ちょうどいいスローライフ」が至高の形なのです。


スライド4-2

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4-2 ちょうどいいスローライフの優位性

・安全・安心:魔物・戦争リスクなし、

国家の保護あり

・経済的合理性:税金低、生活保障あり、

特産物豊富、交易ハブ

・生活利便性:魔法で現代以上に便利、

都会にアクセスが容易

・自然と娯楽:山・川・海・森、安全な冒険

文化イベント

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では、ちょうどいいスローライフの世界を改めて見てみましょう。


魔法で社会インフラを支えつつ、全員チートで競争や負荷が分散され、安心安全な社会が実現しています。さらには経済的合理性、生活利便性も担保され、自然や娯楽にも溢れています。

神様も観測していて心地よく、住民からの過度なお願いも減る平和な世界が実現します。


では、結論です。



スライド6

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6. 結論

究極かつ最適で無理のない異世界転生

1. 全員チートで無限の可能性

2. 魔法で便利な社会インフラ

3. 安心安全のちょうどいいスローライフ

4. 自然・文化・娯楽に満ちた日々

5. 誰もが自由に創造性を発揮

6. 住民の幸福で神様も心地よい

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こういうのでいいんだよ

と思いませんか?


みんなが無理なく豊かに生きる社会で、ただの住人としてのんびり暮らす。


戦いや過剰労働に巻き込まれることなく、便利さと幸福を最大化した世界。

私と神様方にとって、最高に理にかなった理想の世界。


これこそが、究極かつ最適で、無理のない異世界転生スローライフの形です。


そしてもちろん、私はこのスローライフを存分に楽しめます。


RPGや恋愛シミュレーション、なんならプロレスの経験も活かしつつ、適度に文化イベントに参加して、平和で便利な世界を満喫するつもりです。


以上、私の希望をプレゼンという形で紹介させていただきました。

神様方が私の転生先を決める際、これらの内容を加味していただければ幸いです。


最後までご清聴ありがとうございました!



…はい? 転生先をもう決めると?

プレゼンが心に刺さった? 

恐縮です。

本当にありがとうございます。


え、神様たちも働きたくない…?


……本当に私の気持ちが伝わったみたいで。。。 はい、それはもう仕方ないです。

僕の立場からはもう、何とも。。。


え、神様達がコラボして転生させてくれるんですか? 

確かに労力を分散させられそうですね。

あ、こちらこそよろしくお願いします。


ゲームの世界の流用ですか?

…プレゼンではああ言いましたが、平和なゲームを選んで調整していただけるなら。。。


えっ、複数のゲームを混ぜて調整するんですか? 

いや、でも……そうですね、まあ、なんたって楽ですもんね。。。


その、混ぜるゲームのジャンルとかは? 

あ、そこは気にしない、と。


…僕の座右の銘の一つに『混ぜるな危険』というのが、、、あ、嘘です。心読めるんですよね、すいません。

でも、複数のゲームの世界を混ぜるのは危険だとガチで思います。。。


ちなみになんですが、そこではスローライフはできそうなんですかね?


え……、主人公が複数いるからなんとかなる、、、気がする…?


………えっと、主人公がいる時代って基本あんまり平和じゃないですよね? しかも複数いるとかヤバくないですか?


迷わず行けよ、行けばわかるさ?


そう言われると、プロレスファンとしては断りづらいんですが…


ん? どうしたんですか?


10年以内に世界が滅ぶ可能性がかなりある感じになっちゃった?


なっちゃったじゃないですよ!?

謹んで辞退させていただきたいんですけど!


ん? ちょうど今から自分の身体を差し出して異世界から救世主の魂を召喚しようとしてる奴がいる。そいつの体を使え、と…


いやいや、救世主とかは荷が重いです。

嫌です。過労死します。


え、関西弁の情報屋系のモブだし、各ゲームの主人公もいるから大丈夫って…?


いやいやいや、なんか嫌な予感しかしません。


混ぜるのは全部僕の知ってるゲーム?

そういう問題じゃないです。

ゲームシナリオの知識は転生において重荷なんですよ。スローライフを阻む要因だって説明したじゃないですか。


動物たちが暮らす町や村で、ほのぼのとした生活を送るタイプのゲームを全くしてないのが悪い?


……やったことないゲームでも、私は全然大丈夫なんですけど。


ダメ?

 

なんでやねん!


あっ,思わず。。。失礼いたしました。


そう言えば、その僕を召喚しようとしてる情報屋モブは大丈夫なんですか?


身体を明け渡した後は、ぬいぐるみに入って一生女の子達にチヤホヤされる生活を送る夢を追うから大丈夫…


……え、そんな奴の身体もらうの嫌なんですけど…。いや、関西弁が使える有用性のアピールはしましたけども………


あ、え、うわゎゎゎぁぁぁぁぁっっっ!!

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