第7話 親友の本音

//ヒロインの声色は大人の声で


//SE ヒロインの寝息


//眠そうに

「うぅ~ん。ふあぁ~」


「あれ? 起きてたの?」


//SE 衣擦れの音


//あなたに顔を近づけて心配そうに

「おはよう。もしかして、よく眠れなかった?」


//驚いたように

「え? 小学生の頃の夢を見てた?」


「奇遇だね。私も昔の夢を見ていたような気がする」


「君と一緒に寝たからかな。なんだか不思議な感じ……」


//びっくりして

「へ? 夢の中で私が君のお嫁さんになりたいって言ってた?」


「~~~~っ」//恥ずかしそうに


//小声で

「そ、そっか。昔私が言ったこと、覚えてたんだ……」


//誤魔化そうとしつつ

「な、懐かしいな~。確かにそんなことを思ってた時期もあったっけ」


「……」//気まずそうに


「え。どうしたの? なんでそんなに謝るの?」


「あの時は恥ずかしくてちゃんと返事ができなかったって?」


「そ、それってもしかして……」


「……」//緊張したように


//小声で

「あれ。なんで私、ドキドキしてるんだろう」


「別に君と一生友達のままでも、一緒にいられるならそれでいいって」


「そう思っていたはずなのに……」


「大人になった今だから、なのかな」


//か細い声で囁くように

「私。君の気持ちをちゃんと聞きたいかも」


「……」//決意を固めるような間


//意を決したように

「あの、さ」


「……」//少し躊躇うような間


//弱々しくもはっきりと

「私。やっぱり君のお嫁さんになるのが夢なの」


「だから……」


//か細い声で

「わ、私を、君の彼女にしてくれませんか?」


(ヒロインはあなたの答えを待つ)


「……」//驚くように


「君も、昔から私のことが好きだったって?」


「ほ、本当に?」


(あなたは頷く)


//涙ぐんで

「……本当に私で、いいの?」


「……」//涙をこらえきれない感じで


(ヒロインがあなたに抱きつく)


//SE 衣擦れの音


//耳元で囁く

「冗談とかじゃ、ないよね?」


「信じて、いいんだよね?」


//SE ヒロインの吐息

//SE ヒロインの心音


//小声で囁く

「心臓が、すごく熱い……」


「本当はずっと、もう一度君に告白したかったの」


「だけど、今の関係が壊れるのが怖くて……」


「自分を誤魔化して、諦めたつもりになってた」


//SE ヒロインの吐息


「それでも。心の奥では諦めきれてなかったみたい」


「君を癒してあげるって言ったのも」


「少しでも君にとって特別な存在になりたかったから……」


//SE ヒロインの吐息


//驚いて

「……え。君も断られるのが怖くて、告白できずにいたの?」


「……」//呆然として


//気が抜けたように

「あ、あはは……」


「2人とも、ずっと同じこと考えてたんだ」


//少し自嘲するように

「随分遠回りしちゃってたんだね、私たち……」


//SE ヒロインの吐息


//噛みしめるように

「でも、やっとお互いの気持ちを知ることができたんだ」


//感情を抑えきれない感じで

「やばい。嬉しすぎて、どうにかなっちゃいそう……」


//SE ヒロインの吐息


//小声で囁く

「ねえ……。私、言葉だけじゃ満足できないみたい」


「ずっと、我慢してたの……」


//あなたの目の前で囁く

「もっと、君の気持ちを確かめさせて?」


//SE 衣擦れの音

//SE キスの音


「……」


「ん……」


//SE ヒロインの吐息

//SE 衣擦れの音


「はぁ……」


//小声で

「夢みたい……」


「でも、現実なんだね」


//SE ヒロインの吐息


「まだ、気持ちがフワフワしてる」


「もう少し……」


/耳元で囁く

「もう少しだけ、このままがいい」


//SE あなたがヒロインを抱きしめる衣擦れの音

//SE ヒロインの吐息


//囁くように

「ありがとう……」


//SE 衣擦れの音

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