登場人物の心の機微が、一人の読者としてだけではなく、肌で感じるほどの臨場感を持ってその場に存在するかの様な巧みなSTORYは、本を、物語を、創作の世界を愛する者にとって、素晴らしい体験と言えるでしょう。
『哀しみの行方』は、多角的な片想いと、主人公の切実なトラウマが絡み合う、胸を締め付けるような「哀しみ」をテーマにした作品です。有希の一輝への抑えきれない恋、そして彼女の周りの人々の純粋な好意が、不安定な青春の日々を鮮やかに描き出しています。今後の展開で、有希がこの「哀しみ」を乗り越え、自己の目的を見つけ、そして一輝との関係にどのような「行方」を見出すのか、非常に期待しています。この切なさに共感できる読者に強くお勧めします。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(283文字)
硝子のように脆い心を持つ有希と、血の繋がらない兄の一輝。この二人の特殊な関係を主軸に置いて、彼らに恋する男女3人との五角関係を描く、切なくも胸が苦しくなるようなラブストーリー。ありふれているようですが、そんなことありません。かくいう私、すぐに好みの世界観に惹きつけられ、気がつけば30話を一気読みしてました。この興奮と幸福感に浸って、今夜はこの作品のことだけを思って眠りに就こうと思います。
ネタバレになるので、多くは語りませんが、本当に涙が溢れてきました。本当に素敵なお話です。感情を揺さぶるような、とても心に響く作品です。是非、ご一読してみてください。本当にオススメの作品です✨
面白い
人はそれぞれ思い、行動する。他人から見て、それがどんな気持ちなのかなんて、自分の人生や環境という垢のついたフィルタを通してしか見えない。でもそんな濁った視界の中でも、それぞれがお互いを思うことができる。そんな子たちが集まると、互いのフィルタを拭いてあげられる。哀しみの行方は、どこなのか?あなたのフィルタは汚れていませんか?このストーリーで拭いてください。