つかれたので 8月28日
まだなんとなく明るい6時ごろ仕事が忙しく一月程休みが取れていない、全体的に妙に気怠い。
外を見てみると雨が降っている様に感じた。
手を出してみても濡れなかった、コンクリートを焼いた土の据えた様な匂いもしない、雨音もしなかった。
2点だけ色を濃くしたコンクリートが暗くそこにあった。
空を見上げると曇り空が広がっていた。目の前は空が粒になって降ってきた様に、霞む。
目が痛いくらいに空が滲んで、全体に垂れてきていた。
白黒テレビの様に、夜中の放送番組のないテレビの様に徐々に世界を白っぽく灰色にした。
水を肺いっぱいに飲んでしまおうか、なんて出来もしないことを考えながらペットボトルの蓋を開けた。
書き溜め @Herb1221
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。書き溜めの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます