添い遂げると誓ったボクっ娘獣人との日々 〜ボクがキミを幸せにするんだから〜
ほしのしずく
第1話 起床
//SE 朝の自然音(小鳥の声)
//SE スマホタイマー音(目覚まし)
(少し間を置いて)
//SE 階段を駆け上がってくる音
//SE 扉を叩く音(3回)
「まーだ、寝ているの? 今日は、ボクにこの世界のこと教えてくれるっていったよね?」//正面、不服そうに
//SE 扉が開く音
//SE 扉が閉まる音
(数秒間、呆れたかのような沈黙)
「ムウ……昨日の夜から、楽しみにしてたのに! なにさ、その体たらくはっ!」//頬を膨らませるように。
「あ、えっ?! キミも楽しみにしていたの? うそだー! だって、既読ついてないよ?」//慌てつつも、少し疑うように。
「ちょっと待ってね――」
//SE スマホを取り出す、タップ音(数回、ロック解除)
「……やっぱり、ついてない……」//不服そうに。
「そうだよ、行きたい場所ある? って、キミに聞かれたからさ、ボク……調べて送ったんだよ?」//少し残念そうに。
「えっ? 届いてない? おかしいな〜。ちょっと見せてよ」
//SE 近付くスリッパ音(ゆっくりと、手前で止まる)
(左側から近付く息遣い)
//SE ベッドの軋む音(2回手をついて、足を乗せる)
//SE スリッパが床に落ちる音
//SE 布団と衣服が擦れる音(左側から布団に潜り込む)
「ニヒヒ、こうすると、あったかいよね♪」//少し近距離、声が近くなる(無邪気な感じで)
「まぁ、ボクら獣人族は体温が高いからね!」//得意げに。
「でもなー! キミってば、ボクのこと動物扱いするんだもん。まったく失礼しちゃうよー!」
「あ、いや――その本気で、失礼とか思ってない……よ? なんかすごく新鮮だったんだ……」//もじもじしつつ過ぎ去りし日を振り返るように。
「そうそう! よくケンカもしたよね……誰が一番速く目的地に着くかって……キミってば、『人間の底力見せてやるー!』とか、言うんだもん笑っちゃうよね! ふふっ」//思い出し笑い(口元に布団を付けて)
「バカになんかしてないよ?」
「なに? その顔……ぜんぶ知ってるみたいな感じで、ちょっとムカつくかも……」//頬を膨らませるように(そっぽを向くので、声が少し遠くなる)
「本題に戻ろう……? あっ、そだそだ! なんで既読にならないかだった!」
「あー! 笑った! そっちがバカにしてるじゃん!」
//SE 頭を撫でる音
「な、撫でるなー!」//まんざらでもないような感じで。
//SE 手をはたく音(軽い)
(少し間を開けて)
「機内モード……? 何それ……」
//SE 布団と衣服が擦れる音(左側から近づく)
「マナーモードはしたよ! おかげで静かになって過ごしやすい!」//元気いっぱいに。
//SE 布が擦れてベッドの軋む音
「あ……ご、ごめん! ち、近かったよね……気をつける」
//恥じらうように(向かい合っているので正面から聞こえる)
//SE 布団を手繰り寄せる音(口元を隠す)
「えへへ……なんか、こうやって朝起こすのってさ……その……恥ずかしいよね」//照れながら呟くように。
//SE 振った尻尾がカーテンに当たる音
//SE カーテンが開く音(短め)
「あ、ごめん! つい……嬉しくって」
「そうだね……まさかこんな日が来るなんて思ってなかったかも! キミってば、カッコイイ女騎士じゃなくて、綺麗なエルフでもないボクを選んじゃうんだからさ!」//呆れたような、でも、幸せを噛み締めるように。
「なになに? そんなことよりも、メッセージは送れているのかって? ははーん、さては照れているんだね! キミってば、ボクに夢中だもんね」//得意げに。
//SE ベッドが軋む、擦り寄る音
(正面から息遣いが少しずつ近づいて、左耳元で止まる)
「ほーら、尻尾触ってもいいですよ〜!」//左耳元、いたずらっぽく。
「にゅわっ?!」//猫が驚くように。
//SE ベッドで飛び跳ねて、布が擦れる音
//SE 枕を投げる音
//SE 布団をギュッと掴む音
「ムウ……強く掴むのは禁止って、言ったよね?」//少し遠め正面、照れながら悔しそうに。
「そう言われると、まぁ……その通りなんだけどさ……二人っきりなんだから、もう少し優しくしてくれてもいいじゃんか……」//ちょっぴり不貞腐れるように(俯いて)
「また、お話脱線してるって? だって……キミが尻尾を強く握るから……」//呟くように。
「まーた、笑った! あーはいはい、スマホの機内モードについてだったよね」//少し冷めた感じで。
「なんていうかさ、キミって切り替え早いよね……ボクばっかじゃん――」//不服そうに(ため息混じりで)
「ううん! こっちの話!」//突っぱねるように。
(少し間を置いて)
「はへぇ~! そんなモードがあるんだ! じゃあ、この飛行機マークを押せば解除できるの?」//左、近距離、主人公の持つスマホを覗き込む。
//SE 通知バイブ音(連続短め2〜3回)
「あ、本当だ!」
「だってさ、行きたいところたくさんあったから……」//恥ずかしそうに。
「今、送ったら、届くの?」
「そうなんだ……じゃあ、せっかくだし――」
//SE スマホを取り出す、布が擦れる音、スマホのタップ音(5回)
//SE 通知バイブ音
「えへへ……ありがとうって送ってみた」//小声ではにかむように。
「ニヒヒ、既読ついたね……今日は、どこに行こっか♪ あ、でもその前に――朝ご飯!」//花のように微笑みながら。
//SE 窓から風が入り込んで、カーテンが揺れる音
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