第2話 らせん階段の想い出



あの人と出会い、共に過ごした日々。

心に深く刻まれた想い出は、古びたらせん階段の上に今も残っている。

振り返れば、そこにあるのは懐かしさと切なさ。

それでも――あの時間は私にとって永遠の宝物


> 古い建物に残るらせん階段を見上げると、胸の奥が少し熱くなる。

あの頃、笑い合いながら何度も登った階段。

手すりに触れると、まるで当時のぬくもりが戻ってくるようだった。


「覚えてる?ここでふざけて転びそうになったこと」

今はもう隣にいないその人に、思わず声をかけてしまう。


らせん階段は、確かにあの頃を見ていた。

そして今も、私の心の中で静かに回り続けている。





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作者コメント(カクヨム向け)


「『らせん階段の想いで』は、大切な人との時間を振り返る物語です。

懐かしい気持ちになっていただけたら嬉しいです。


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らせん階段の想い出 @tomo2768-789

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