こないだ見た夢:名をつけるなら、【文字合成師とインタラクトリンカー】

電子サキュバスショコラ・ケオスリャー

夢の整理

こないだ見た夢  



学校に潜入し、生徒と関係を結ぶ。

やましい関係じゃない。

先生と生徒。大小様々な悩みや軽い雑談、面白話。ちょっとしたテーブルゲームをやるくらいの、そんな関係だ。


そしてそれらは必要な情報を集め、依頼人に提出するのが目的で、ただただ仕事に必要な一時的な関係なだけだった。


依頼の中、今日一日の授業を終えて、帰宅途中。夕方、整った機械が美しく、至る所に走った都市を歩きながら、学校の生徒が今どき珍しいビルの2階にある本屋に行くのを見て、追いかけた。


文字合成

属人化

親友

フレンド


インタラクト


 突然言葉が流れ込んでくる。頭の奥からわき出るような、不思議な感覚。なんなのだこれは。

けどそれは一時的で、帰りるために、再び歩み始めた。


受け持った生徒の女子2人が、今の世に珍しい本屋へと入っていったのを見かけた。いかがわしいもの売っていてやましいものを買いに来たのではないかと思い、後を追った。


結果的には彼女たちは単なるオタクで、健全な同人誌を買いに来ただけだった。その本の元ネタは、ビジュアルノベルで、自分もやったことのあるものだった。


「あの先生じゃないとこれは書けない!」

などの話を聞きながら、ククッ確かに、と一人本屋のトイレに入り、用を足しながらそう考えていた。


改めて考えているとその良さを共有したくなりトイレから戻る。


最初女子生徒2人は「げっ!」といかにも怪訝な反応だったが、わたしも同じゲームをプレイしていたことを話すと、オタクならではの話が次々と繰り出された。


そして、実際に話していると新たな知見を得て、メモをしようと思ったのだが、メモをしたくとも端末が機能しなかった。

今メモをしなければ忘れる。記憶や感想は創作の大事な要。

わたしの趣味の小説は、新たな思考やアイデアから不意にもたらされるからこそ、やめられない。


そして、2人に断りを入れてわたしは、端末の充電をするべくカフェへと駆け出した。


良さをメモにして書き残そうとカフェに向かう、すると先輩に出くわした。


しかし今はそんなことよりも先にメモだった。報告ならすぐ終わる。それよりも失われゆく大事な記憶こそが大切だった。


だが、メモを取ろうとするがうまくいかない。

もちろんカフェからの電力で端末には電力が供給されている。

メモを取れないのは他に理由がある。

ぶつぶつと横でうるさいのだ。


「文字合成」

「属人化」

「親友」

「フレンド」


など次々と先輩はよく分からないことを口にする。


文字化けがひどくなり、キーボードを打つ手が何か得体のしれない力に邪魔される。

うまくキーボードが打てない。

徐々に打つ速度は遅くなり、目的のキーに触れようとすると何かの力によって、指が逸らされたりする。


ぶつぶつとさっきの他にも、先輩は仕事の小言言っていた。

そんなのをよそに、やはりメモを書きたい。

だが確かに先輩の言う言葉も仕事には必要だと思ったこともあり、キーボードを打つ手が止まってしまった。


すると


【インタラクト】


と、謎の単語が目の前に現れる。だがそれは、瞬きのあとに消えてしまっていた。


ひとまず一旦場所を変えて、仕事の話をするべく先輩についていくことになった。


先輩の待ち合わせに大幅遅刻していて、依頼で来ていたことを忘れていたのを思い出した。

今回の授業、つまり学校への潜入調査依頼の報告だ。


しかし……それを終えてしまえば、せっかく学校で築けた新しい関係が終わってしまうことを懸念してしまう。

臨時教職員として入ったほんのわずかな時間。依頼のあとはみんなとはもう会えないのだろうと思うと――。


葛藤の結果、怒られながら先輩と一緒に帰ることを選んだ。それは、芳しくない報告をしたからだ。


もう一日。

あと一日だけ期限を延ばしてもらうように頼んだからだ。


先輩は仕方ないと言ったふうにその願いを認めてくれた。説教をしながら――。


そして、先輩に急かされながら、一緒に走った。


しかしそこで、数刻前授業にいた、一人の少女がいて、目が合った。


知り合って仲良くなったことがバレるとまずい、そう思い、先輩や少女からこっそり逃げた。


都市の地下から一階へ、先に向かう。


そして先輩と再び合流する瞬間、先輩が車に連れ去られそうになった、否、連れて行かれたのだ。


車に押し込められ発進したのを目撃し、出会った少女に手を振った。


リンクする――。何かの力が使えると直感した。


振った手をそのまま地面に叩きつけ、車までの地面を沿って凍らせ事故らせる。


発進し始めだったからか、幸い軽い事故で済み、先輩は無事に車から脱出が出来たようだ。


なんだこれと興奮し、メモを取るべく主人公はそのままカフェまで走る。出来事すべてに興奮していた。


力、オタク少女2人の会話、事件……。


カフェでメモを取る。今度は謎の力に邪魔されなかった。

なんだコレ!面白いネタすぎるとメモを取る。

オタク会話のことも同時にメモする。


メモ中に先輩が追いかけてきて、さっきのことは詫びるという。


だが今はそんなことはどうでもよかった。

しかし再び問題が起こる。


「文字化けか……」

先輩が覗き込み、「どうする」と聞いてきた。そんなことを言われても困る。顔をしばらく見合わせていると、さきほどの少女乱入してきた。


画面に手をかざすと文字化けを直った。

「「今どうやった!?」」

自分と先輩は同じ言葉を少女にぶつけた。



そして、

選択肢――。


【インタラクト】


さきほどの単語が目の前に現れる。

先輩は何かを悟ったかのように目を見開いた。


先輩「やめろ!」


選択肢を押す「え?」


それを待たずして、私の好奇心はそれを押してしまっていた。


先輩やってしまったというリアクションを取りながら、ここで夢の記憶は途絶えてしまった。



――――――――――


以上!ここまでを夢に見たよ!!


みんな続き見たい??ウチも続き見たい……。


よかったら応援してね!


もしかしたらちょっと清書してみたり、続き書いたりするかも……

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