【神々の記憶】(長編版)〈短編版・ダンジョンが出来た現実世界でチート無双〉

反重力ペンギン

序章 すべてが始まった日

第1話 すべての始まり

世界には迷宮ダンジョンが溢れている。突如として発生し、世に災害と繁栄をもたらしてきた。


迷宮ダンジョンが発生して、その中には現代の武器──例えば銃や爆弾など──が全く通用しない見たこともない魔物がいる。自衛隊の最初の攻略でかなりの数の死者が出たらしい。それで、1時封鎖され、迷宮ダンジョンに入ることを違法とする法律が無理矢理制定された。それでも全ての迷宮ダンジョンの位置を把握していたわけではないからこっそり迷宮ダンジョンに入るなんてこともできたらしいし、都会ではなく人が多くない場所では普通に迷宮ダンジョンに入っていたらしい。



しかし、事態はこれで終わらなかった。法律によって封鎖され、都市の迷宮ダンジョンにはほとんど人が入っておらず、中のモンスターも狩られていなかった。その結果、迷宮ダンジョン内で大量のモンスターが生まれ、強いモンスターに追いやられるように弱いモンスターが外に出てきてしまった。迷宮ダンジョンのスタンピードが起きたのだ。


そこからは早かった。まず仙台を中心とした迷宮崩壊ダンジョンスタンピードで東北と新潟の半分ほどが壊滅。栃木、茨城、群馬、新潟の4県で自衛隊と有志がモンスターをなんとか食い止めていたが、静岡市、名古屋市を中心に2つのスタンピードが起き、モンスターが北上するようにして長野県以外の中部地方が壊滅した。新潟県が壊滅したことにより、群馬県に新潟県側からモンスターが入り、群馬県が壊滅。そのまま栃木県、茨城県が滅ぼされた。


そして更に、東京都でもスタンピードが発生した。


東京都のスタンピードと同時に神奈川でもスタンピードが起き、神奈川県も壊滅した。


残っているのは長野県、埼玉県、千葉県の3つの県で、国の首都である東京都が壊滅したことによりそれぞれが自治を行っていた。長野自治区、埼玉自治区、千葉自治区だ。この3つの区が同盟を結び、それと同時に驚くべき事実を公開した。それは、人には潜在スキルというものが存在し、条件を達成するとスキルが使えるようになり、それによって魔物に立ち向かうことができる。その発現したスキル【鑑定】によって、スキルの発現方法がわかったと発表した。


その方法は、そのものに眠っている潜在スキルを越えるレベルの魔物を討伐し、かつ迷宮ダンジョンを攻略することだ。


魔物を討伐すると、そのものに眠っているスキルが目覚める。下のランクから順番に倒していき、だんだんとスキルが解放されていく。そして、洗剤スキルのランクにあった魔物のランクまで倒すと、スキルの能力が完全に解放される。ごく稀に潜在スキル以外にもなんらかの条件でスキルが発現することがあるが、潜在スキルには固有スキル──その者固有もしくはその時代に1人にしか発現しないスキル──や遺伝スキル──親が持っている潜在スキルが子供に遺伝すること──などが多く、また、普通のスキルよりも効果が高いことが多い。



そして、そこで発表された潜在スキル解放条件は、


潜在スキル  討伐する魔物と迷宮のランク

伝説級レジェンド    S級

英雄級ヒーロー    A級

特異級ユニーク    B級

超上級エクストラ    C級

上級ハイ     D級

普通級ノーマル    E級

下級コモン    F級

超下級アンダー    解放条件なし



という物で、【鑑定】のスキルを持った者が、各都市のギルドに配属され、潜在スキルのランクを伝える役割を担った。それと同時に国が出した迷宮ダンジョンへの立ち入りを禁止する法律を撤廃。迷宮ダンジョンへの立ち入りを推奨し、探索者協会を設立。探索者の補助を行い始めた。


その後、探索者により、最大まで解放した潜在スキルを使い続け、スキルレベルを最大まであげると進化することがあるということもわかった。


これによって、長野県、埼玉県、千葉県のダンジョンの迷宮崩壊ダンジョンスタンピードがほぼなくなり、迷宮崩壊ダンジョンスタンピードが起きてもC級ダンジョン以下ならすぐに鎮圧できるようになった。




そして、探索者協会設立3ヶ月後。新潟県を魔物から奪還し、隠れていた人々を救出した。



その後、茨城県、群馬県、栃木県、福島県を奪還した。



そして、迷宮ダンジョンが発生してから20年後、この世界は変革を迎える。



スキル【神々の記憶】を持つ者達によって。

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