第2話 義勇軍結成

俺は三国志の世界に来てしまった。とりあえず生き延びるためにはどうすればいいか悩んで歴史書を開いて調べてみる。えーと劉備はしょくと言う国を建国と書いてあったので、一緒に行動すれば、元の時代に戻れる方法がわかるかもしれない。

「私は蓮といいます。劉備殿これからどうするんですか?もし良ければ私もご一緒させてもらっていいですか?」

「我々は、義勇軍を作り、黄巾賊を滅ぼそうと思っている。して蓮殿は戦えるのか戦えぬのならば付いてきても大変なだけだぞ、もし戦えぬならこれから行く街に行って義勇軍を募ろうと思っているから、そのまま街で暮らすのもいいかもしれんぞ」

「幼少期から、剣術を叩き込まれているので戦えます」

「そうか、なら信じないわけではないがここにいる私の義弟、関羽と手合わせしてもらえるか、無駄に人が死ぬのは見たくないのでな」

「わかりました兄者私がこの者の力を見極めさせていただきます」

そう言いながら、顎髭が長い大きい男が前にできた

「ちょっと待ってください。」そういって再度歴史書で関羽を調べた。

「えっと、関羽は一人で一万の兵に勝る、後の蜀の五虎大将軍ごこだいしょうぐんの一人と言われるほどの猛者もさだと俺ここで死ぬんじゃね?」

歴史書を見ていると劉備の隣にいたもう一人の男がイライラして様子で俺に黄巾賊が腰に差していた剣を取り俺に投げてきた。

「さっさとしろよ、その剣使って関羽の兄者と戦え」

「わかりました。やりますよ関羽殿お願いします」

「蓮殿の実力確かめさせていただく」そういうと手に持っていた薙刀?で斬りかかってきた。

俺は、剣を抜き受け止めるが、やはり日本刀に慣れているせいか真っ直ぐで両刃の剣は扱いにくっかったが何とか受け止めることができた。それから防戦一方だったが15分近く戦って劉備が止めに入った。

「そこまでだ、関羽相手にこんなに耐えれるなら大丈夫そうだな。これからよろしく頼む蓮殿」

黄巾賊の乗ってきた馬にのり劉備達と近くの街に向かった。

街に着くと劉備は義勇軍を募るため街中で民衆に呼びかけていた。

俺は、関羽との戦いで慣れていない武器ではこの先、生き残れないと思い思いっきてここで日本刀を作ることにした。もちろん刀を打った事はないので、鍛冶屋で作れないか相談しにきていた。

「すみません、剣を作って欲しいんですが、真っ直ぐじゃなく刀身を湾曲させて長いのと短いのを作って欲しいんですが」

「作ったことがないので試してみるから、とりあえず一週間ほどしたらきてくれ」

鍛冶屋の人と話をしていると、関羽と張飛がきた

「ここにいたか、先ほど義勇兵が50人ほど入ったが、この近くに黄巾賊が出たらしい討伐に行くぞ」

「今からですか急ですね。わかりました行きます」

それが俺宮本蓮の初陣ういじんだった

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