BLマンガ愛
クロノヒョウ
BL
BLとはボーイズラブ、つまり男同士の恋愛のことです
中でも私が愛してやまないのは商業BLマンガ
あれは五、六年前だったと思います
コロナ禍でおうち時間が長くなっている時
無料でマンガが読めるサイトを見ていると
BLというカテゴリーがどのサイトにもありました
ずっと気になってはいたのですが
まだ覗いたことはなかった
ちょっとドキドキしながら試し読みしたのを覚えています
そこで出会って続きがどうしても気になって買ったのが男子高校生のBL
略してDKBLです
もう本当にキュンが止まりませんでした
その作品には男同士だからああだこうだという葛藤するような場面はなかったのですが
BLマンガに多いのは中学生の頃などに男が好きというのがバレてつらい目にあう過去がある主人公です
ちょっと想像してみてください
思春期のあの頃、男が好きだと周りに知られたら……
大人でさえ同性愛者を毛嫌いする人がいるというのに
思春期の頃はもっと残酷です
噂はたちまち学校中に広まりいじめられ無視されつらい目にあわされます
(あくまでもマンガのおはなしですよ)
自分は普通じゃないのか、自分がおかしいのかという葛藤も生まれ
恋することはおろか友だちも失い孤独になる
そんなつらい経験をしてもう恋愛なんてできないと思っているのに好きな人ができて
臆病でいながらこっそりと好きでいる
そう、せつなさと感動すらあるBLマンガ
私はすぐにハマりました
そこから読みあさって、読んだ商業BLマンガは1000冊は越えていると思います
特に好きなのは先にお伝えしたようなDKBL
周りに知られてはいけない、でも好きでたまらない
うぶな恋にキュンキュンし
ちょっとずつ階段を上ってゆくDKたちがたまらんのですよ♡
BLに限らず
秘密の恋、障害のある恋、禁断の恋などはハラハラドキドキして最後は周りにも認められ幸せになるという感動が待ってますよね
BLはまず前提として同性を好きになるという秘密があり、自分の中に葛藤もあります
そんな中でも私が読んだ作品たちは優しいものが多いです
周りの人や友だちの理解があってあたたかいのです
例えば両片想いなんかそうですよね
お互い好きなのは周りにはバレバレ
気づいてないのは本人同士だけ
そんな時は友だちや周りがアシストしてくれます
もちろんそれだけではないです
設定はいくらでもあります
中にはひどい目にあうものもつらいエンディングのものももちろんあります
DKに限らずリーマンものも歳の差ものも
ほぼエロしかないものも
コメディーみたいで笑えるBLもあるし
人外モノも異世界モノも何でもアリです
BLマンガはファンタジー
という言葉をよく聞きますが
そもそもマンガなのでね
本当にいろいろありますよw
ここはそうじゃないだろうとかいやいやいやとか
キュンキュンしてせつなくなって感動したり
かと思えば深く考えずにただ楽しく読めるのもBLマンガのいいところだと思います
とにかく商業BLマンガを愛していて
毎日必ず何かしら読みます
私は全て電子なのですが
お気に入りの作品は何度も何度も読み返しますし
常に新しい作品との出会いがないかサイトの中を探しています
本当に私の毎日の栄養補給なのです♡
あ、BLマンガではないのですがこれを書いていて思い出したことがあります
あれはもう二十年くらい前でしょうか
もちろんまだBLなんて全く興味なかったし
BLという言葉さえ聞いたこともない頃です
家でぼーっとテレビを観ている時です
映画が始まりました
淡々と映像が流れます
若い男の人が二人、美しい山の中での生活が始まります
ピンときた人もいるかと思います
映画『ブロークバック・マウンテン』です
なんとなくで観ていたのにいつの間にか引き込まれて目が離せなくなって
最後は号泣しました
せつなすぎました(泣)
簡単に説明しますね
主演はヒース・レジャーとジェイク・ギレンホール
二人ともまだ若くてカッコいいです
舞台は1960年代のアメリカの田舎です
羊飼いのような仕事をしに来た二人が山の中で何ヵ月か一緒に生活するのです
だんだんと仲良くなってきた二人は一線を越えてしまいます
お互いに愛し合っているのですが
仕事が終わると離ればなれになってしまいます
それにその当時のその地域は保守的で同性愛者は受け入れられません
月日は経ち、お互いに結婚もして家庭があるのですが
二人とも心のどこかではまだお互いのことを愛しているのです
そして逢瀬を重ねるのですが……
ネタバレしたくないのでここまでにしておきます
とにかく私は何の前情報も先入観もなく観てしまってドキドキしたし衝撃を受けました
時代という障害と心の中の葛藤が本当によく描かれていて悲しいしもどかしいしつらいし苦しいし
でも実際にこういう時代はあったのだしこんな人たちもたくさんいただろうし
私はこれBLマンガが好きになってからもう一度観なおしてみました
やっぱり大号泣です(泣)
本当にせつない(涙)
確かいろいろな賞もとっていたはず
前半の景色は壮大で美しいですし
こういう時代があってこういう人たちもいてこういう仕事もあるんだなと知ることができます
今思うとこの映画が私の頭の中のどこかにずっと引っ掛かっていたのかもしれないな、なんて考えることもあります
映画がつらかった分、マンガでたくさんハッピーをもらっているのかもしれないですね
ちょっと長くなってしまいましたが
最後に私の好きな商業BLマンガの作家先生を紹介して終わろうかなと思います
順位は決められません
なので順不同です
単純に好きな先生方です
・鈴丸みんた先生
・赤いシラフ先生
・アマミヤ先生
・イズミハルカ先生
・キシモト先生
・芹澤知先生
・宮田トヲル先生
・まちお郁先生
・碗島子先生
・もりもより先生
・大麦こあら先生
・座裏屋蘭丸先生
・栗原カナ先生
・黒田くろた先生
・あらた六花先生
このあたりの先生方の作品は全部買ってるし新刊出たら必ず買うよって感じです♡
書き忘れもあると思いますしこの他にも好きな先生たくさんいすぎます♪
商業BLマンガデビューしたばかりで
まだ一作品しか出していないけど好きぃ
っていう先生もいますし
最近出会って知って、これからその先生の作品読みあさろうかなってかたもいますし
もう書いてしまうと本当にきりがないのでこの辺にしておきますねw
本当に本当に私の"好き"にお付き合いくださって
最後まで読んでくださってありがとうございましたです♡
誰が誰に恋したっていいのです
人を好きになること
それ自体がとても素晴らしいことなのだから
と私は思っています
🐆
BLマンガ愛 クロノヒョウ @kurono-hyo
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