エピストロフィ

楓葉蓮

プロローグ

人、家屋、道、噴水は皆等しく根源へと還っていく。

さながら、人類史を遡るように全ては退行する。

その中心では1人の人間だったものが煌々と光を放っている。この街はあのたった1人の人間だったものによって消滅させられる。そしてあれはこの街を吸収して高次元へ至り、神へと成る。

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国の最西端で突如として街が1つ消滅した。調査団の報告によると何かしらに破壊されたような跡はなく,元々そこには街が存在しなかったかのように草木が生い茂っていたそうだ。それからしばらくしてその付近では幽霊の噂が報告されるようになった。財団はこの事件を,教団の仕業として捜査中だ。

財団資料室室長 パラティ•レコア

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エピストロフィ 楓葉蓮 @LLENN_160

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