第21話 乙女の堕落・後編 (18禁)
『主の精液は、ターゲットの魔力の核へと完全に注入された。堕落プロセスは、間もなく開始される!』ゲムちゃんの機械的な声が、俺の頭の中の静寂を切り裂いた。
俺の精液が彼女の子宮に吸収されると、彼女を包む暗紫色のオーラが鮮やかに燃え上がった。彼女の魔法少女への変身が、黄昏のエネルギーの流れるような波と共に、引き起こされた。
新たな衣装が、彼女の裸体を覆っていく。それは、星座のようにきらめく銀の刺繍が施された、深く、暗い紫色の、エレガントなロングドレスだった。
胸元は低くカットされ、彼女の豊かな胸のカーブを露わにし、官能的で、信じられないほど力強い。慈悲深い教師は、闇の、生命を与える女神として、生まれ変わったのだ。
「おめでとう」俺は、彼女の髪に手をやりながら言った。
千代子は、柔らかく、満足げなため息を漏らし、その身体は俺の下で、骨がなく、しなやかだった。彼女の呪いは、破られた。彼女の新しい人生が、始まったのだ。
柔らかく、満足げなため息が、彼女から漏れた。彼女は手を伸ばし、優しく俺の頬を撫でた。
彼女の目が開かれた時、それはもはや茶色ではなかった。深く、魅惑的な紫色だった。「綺麗ですわ」彼女は囁いた。「十年ぶりに、満たされて、満足している気分です。ありがとうございます、私のマスター」
「あんたの新しい衣装は、期待通り助平だな、助平な千代子さん」俺は、スリットから彼女の太ももを触るために、手を伸ばした。
俺のからかいは、彼女を温かく、幸せそうに赤面させるだけだった。「助平…そうですわね、私は。それは、悪いことなんですの、マスター? とても、素晴らしい気分ですわ」
彼女は、自身の新たな魔法の衣装を見下ろし、それが彼女の曲線にぴったりと沿い、肌を露出させている様を見た。「もしこれが、闇の姿というのなら…喜んで、これを身にまといますわ。特に、それがあなたを喜ばせるのなら、マスター」
彼女の声はまだ優しかったが、今や、新しく、ハスキーな自信が重なっていた。これこそが、ダークチェリッシュ、俺のヒーラーだ。
彼女は再び、俺の竿に手を伸ばした。その意図は、明らかだった。十年という歳月は、待つには長すぎた。
「おや? まだ満足してないのか、助平な千代子さん?」俺はからかった。「じゃあ、次は、あんた自身でやる番だ」
俺は彼女の上から降り、ベッドに仰向けになった。「それと、あんたの新しい力について、教えてくれ」
ゆっくりとした、官能的な笑みが、彼女の唇に広がった。「満足? マスター、私は十年もの間、飢えていたんですのよ。これは、まだ前菜に過ぎませんわ」その内気さは消え、自分が何を望んでいるかを知り、そして初めて、それを手に入れることを許された女性の、静かな自信に取って代わられていた。
高貴さと、捕食者の両方を兼ね備えた優雅さで、彼女は俺の上に移動した。彼女は俺の腰に跨り、女神が獲物を手に入れるかのように俺を見下ろすと、その豊かな胸が揺れた。「私の力について…ですけれど、今はもう、全く違いますの」
「以前は、私が懇願しなければならない、優しい光でした。借り物でしたわ」彼女は身をかがめ、濡れた滑らかさで、俺の竿を自分の中へと導いた。
「でも、今は…ああ…マスター…今は、それが、私のものだと感じます。ただの治癒ではありません。生命、そのものです。一瞬で花を咲かせることも…人の身体の中で、癌を枯れさせて、殺すこともできますわ」
彼女は、俺の全長を飲み込むと、息を呑んだ。その身体は、すでに渇望していた。彼女は、ゆっくりと、すりつぶすようなリズムで、俺に乗り始めた。
「でも、もう無私ではありません。触媒が必要なんです。それは…これで、満たされるのです」彼女は喘ぎ、そのペースを速めた。「愛で。欲望と、情欲で。私が感じれば感じるほど、快楽を得れば得るほど、私の治癒は、より強力になるのです」
彼女の言葉は、衝撃的だった。彼女の力は今や、文字通り、彼女の快楽と結びついているのだ。命を救うためには、かつては禁じられていた行為そのものに、耽溺しなければならない。
「死の淵から、男性を連れ戻すこともできますわ、マスター…ただ、オーガズムに達するだけで」
「そして今、マスター…」彼女は、低く、ハスキーな、喉を鳴らすような声で囁いた。「全世界を癒やせるほど、自分が強いと感じますわ」
「そいつは、面倒くさそうだな」俺はうめきながら、にやりと笑った。彼女の胸を乱暴に掴み、下から突き上げる。「うちのチームが治癒を必要とするたびに、俺があんたを、理性を失うまでファックしなきゃいけないってことか」
ダークチェリッシュは頭を後ろに反らし、笑った。豊かで、喉の奥から響く、純粋な喜びの音だった。「『面倒くさい』? あら、私の愛しいマスター。それは、完璧に聞こえますわ」俺が彼女を掴むと、彼女は喘ぎ、俺の突き上げに、力強い、下向きのすりつぶしで応えた。
「ええ、その通りですわ! お分かりになりませんの? 私が利己的になればなるほど、快楽を得れば得るほど、私はより多くを、他者に与えることができる。それは、最も美しい、パラドックスですわ」
彼女の呼吸は荒くなり、その動きは、より狂乱的になる。彼女は、一心不乱の、絶望的な激しさで、自らの解放を追い求めている。
「必要ですわ、マスター! もっとください! 私を、もっと強くして!」
彼女の力が、その周りで燃え上がった。渦巻く、鮮やかな暗紫色のオーラ。俺は、純粋な生命力の波が自分に押し寄せ、疲労が消え去るのを感じた。快楽を受け入れながら、彼女は同時に、それを使って俺を癒やし、力を与えていた。それは、肉欲の魔法の、素晴らしいフィードバックループだった。
「また、イきます! 中に出してください、マスター。あなたが約束してくださった、子供をください!」
最後の、共有された絶叫と共に、彼女は俺の胸の上に崩れ落ち、その身体は、力に満ちた、巨大なオーガズムで震えていた。
俺は再び、彼女の中に噴出した。俺自身の絶頂は、彼女の魔法によって増幅された。彼女は俺の上で、喘ぎながら横たわり、その頭を、俺の首のくぼみにうずめた。
ヒーラーは、癒やされた。孤独な聖女は、その新たな宗教、情欲を、見つけたのだ。
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