第5話

妖怪ババアが解き放たれて仲間になった。

「ここは一体?」

 僕が言うとババアは「ここは封印の場所じゃ」

「早く抜け出さなくちゃ。店主が来る」

「あの店主は、妖怪ハンターじゃ。つまり狙われたあんたも妖怪じゃ」

 意外な事実が発覚した。

そういえば僕はいるから記憶が曖昧なんだろう。もしかして部屋でポックリ行っていたのか。そして幽霊か妖怪になっていたのか。

でも封印され続けるには嫌だから逃げよう。

「戦わないのか?」

「まずは逃げよう」

「まあ、いいじゃろう。だがここにいる妖怪を全部解き放つぞ」

 妖怪ババアが言った。

「了解」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る