【早熟な子供はみんな カップ麺3分待たずに食べるみたいな】【はやければいいってもんでもないでしょう かけっこにだって美学があって】も含め、これまでの作品を見ていて思ったのは、針金ハンガー3個セットさんは標語のような言葉を作られるのが上手だなということ。特に、この二首は、言葉の鮮烈さとキャッチーさがあります。

【今ここに落ちていいから隕石を見せてくれよと天文部 死ぬぞ】笑いました。

【いつからかズレ始めてた縫い目ほど無視をしていた ドンキの巫女服】は、言葉のチョイス。殊更、ドンキという言葉が含む想像の余地が、ズレをより際立たせていて良いです。

【今週は乙女座最下位だったから虹をみつける旅支度する】これは、ただただ最高でした。いいな、って感じでした。

【「ぼくずっとひとりぼっちだ」「そんなこと＿＿。」言いかけて東京駅前】は、首都の名を冠する駅の前というのがひとりぼっちを際立たせるな、と感じました。手触りの良い孤独感。

【歩き出すことも知らずにぼくたちは日々お互いをただ赦しあう】の読後に伴う痛みは、とても鋭くて、けれど他人事ではないような気もして、居心地が良かったです。

【しゃっくりが止まらないから さそり座が落ちてこないか引っ張ってみる】は、しゃっくりという言葉から、さそり座への跳躍の距離感に驚かされました。

【そういえば島国だったと思いつつ山を突きぬけ長野に帰る】の島国と突きぬけ、長野という言葉、組み合わせの妙だと思いました。好きな一首です。

針金ハンガー3個セットさん

このたびは、私の『カクヨム短歌賞１首部門応募作品』を読んでいただき、また星までありがとうございました😊♪

短歌で申しますと、よりリキを入れて詠んだ十首連作『父』という作品がございまして、お目通しだけでもいただけたら嬉しく思います。

紹介文にも＜詠んだ想い＞を載せてもございますが、２分で読める『神さまからの誕生日プレゼント』をご覧にいただけると、より鮮明に作品の解像度が上がるかと思います。

お時間ございましたら、ご覧いただけたら嬉しいです😊♪

これを機会に今後とも、ご交誼のほど、よろしくお願い申し上げます。

はじめまして。

なんといっても、1首目がいいですねぇ。本当はリサイクル出来る資源ごみならどんなにいいことか。たしかに燃えるゴミなんでしょうね。ただし、燃え尽きてまだ燃える部分があるのかは分かりませんが。

この首を見て、日本語には現在完了形っていうのはないんだなぁ、とつくづく考えさせられました。

初めまして、悠鬼よう子と申します。
この度は、ご縁をいただきまして、有難うございます。
ご挨拶を兼ねて、針金ハンガー3個セット 様の作品を読みに伺いました。

ひとつひとつの言葉がまるで心の標本のようで、読むたびに胸の奥をくすぐられました。さっきまで笑っていたのに、急に泣きたくなる──そんな不意打ちのような情緒が、やさしくも鋭く突き刺さってきます。続きを読むのが、ちょっとこわくて、でもやっぱり楽しみです。

作品をフォローいたしました。

猫の目の中の悪魔は人に問うなぜにおまえは 生きているのかと

この一首が好きです。
猫の目の悪魔は死へと誘惑するのでしょうか。
悪魔は猫の目の鏡に映る自分自身かも知れませんね。