魔女のアイ(仮タイトル)

御堂 薫

第0話  ここに一つの物語が終えて

キンッ!キンッ! 


何度とわからないの剣戟が響くそして暫くの静寂


本来は煌めびやかだったと見受けられる大広間、今は廃墟なのかと見紛うほどの外観をしていた。

そこには二つの人影があった


「ハァ…ハァ…ハァ」


片や黒鉄の鎧を纏い神々しい長剣を手に持ち

180は届かないくらいの背丈で髪色は麻栗色を短髪に瞳は焦茶色と一見すると地味めだが清潔感があって好青年だと本来なら好感を持てるだろうが、今は息を切らせながら体の所々に傷を持ちその表情は現状の焦燥と疲労をそして眼光からは並々ならぬ殺気を携えてた


「フフッ♡」


片や黒のエアリーフレアドレスと相手に比べると軽装な装いで手には細剣を持ち

髪色は緋色のストレートロング瞳は碧色

背丈は青年より一回り以上小さくスレンダーな体型の

一見すれば少女と間違えそうだが、少女から発する雰囲気が艶めかしく余裕の表情を湛えてた


「そろそろ終わりにしましょうか♡「   」」

女が言い一歩踏み出す


「………」

青年は無言を持って長剣を正眼に構え直…


      

       ドスッ!




青年は突然の衝撃で目を見開き少しして下を見ると

胸を黒い何かに貫かれていた


「ゴホッ!ごのっ!なぜっ!魔法は効かないはず!」


「残念でしたっ〜♡」


口から血反吐を吐き息も絶え絶えながらそう言いながらも青年は足を前に動かし少しでも女に近付こうとしたが


  ドスッ! ドスッ! ドスッ! ドスッ!

 ドスッ! ドスッ! ドスッ! ドスッ! ドスッ!


今度は脚を腕を頭部を全身を同時に貫かれ青年は絶命した



「アハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ♡」


「バァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーカ♡

だぁれが正々堂々と正面からやり合おと思うのよ

はぁーホントにオカシイ笑い死ぬ♡」


女はひとしきり笑った後全身穴だらけの青年に近づく、傍らに座り込み愛おしそうに頭部を撫で目から涙を流しながら


「ホントにバカ………」


そう呟いた















「うん!今の私すごく絵になるわね!♡」


先程までのシリアスな空気が死んだ…


「ふぅ、このストーリーをここまで持ってくるのに結構大変だったわ〜まぁでもここまでした甲斐があったわっ!

10点満点中10点パーフェクトーー!わーーーパチパチっ!」


女は見た目通り年相応にはしゃいでいた


「さてと」       パチンッ


女は指を鳴らすと死体が魔法によって燃え上がった


「良い暇つぶしも出来たし暫くは大人しくしてましょ♡」


カツカツと歩き出しその場から姿を消した。



—————————————


見切り発車で書き始めました!

更新が続くかわかりませんが面白そうだなと

思って頂けたら幸いです。

応援よろしくお願いします!

(⁠;⁠^⁠ω⁠^⁠)


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