たった一つの生きる道

@Kurufu

第1話終わりと始まり(1)

世界は残酷だ世界を救う勇者でさえもかの魔神には敵わず今王都グラントでは……

角の生えた獣らしき者「人間は、皆殺しだ見せしめにしろ魔神様に逆らった物がどうなるか分からせてやれ」

街が燃え爆発する中親に地下に逃がしてもらえた僕アレンは、親に言われた通りに安全な場所に繋がる魔法陣に涙を滲ませながら必死に走る後ろは、地上に爆発が起きたのか瓦礫で塞がったお陰で追って来る気配は無い…今自分の我儘を言えるならば親に付いて来て欲しかった親と楽しく幸せな日常が過ごしたかった滲んだ涙を腕で擦り前をしっかり見るそうすると前には、薄暗く光る魔法陣があったこれが…怯えたような声で恐る恐る魔方陣の上に乗るとそこは、何もない約5mの白い正方形型の場所だった天井は、2mしかなくもし魔物が来ても来れないと分かるここが親の言っていた安全な場所そう想いながら部屋の角に縮こまるこれまで生きてきた15年間家徳を継ぐため魔法や剣術勉強等も頑張っても親が地下に行かせてくれること等なかった何か大切な物でもあるのか気になり何度も入ろうとしたが親は、緊急時しか行かせられないと言っていたもしかしたら親は、こうなるのが分かって居たのかも知れないならなぜ勇者や王様に言わなかった事が気になる何故なら入ってきた魔方陣が壊れて居ることが確認出来たからまるで逃がすためだけに在るような魔方陣を考えながら妙に明るい部屋の中で眠る起きると部屋が変わって居たいや場所が変わったんじゃない部屋が形を変えたそのようにしか受け取れない壊れた魔方陣は、部屋の真ん中にある僕の場所から見える魔法文字も昨日と同じ変わった所は、一つ部屋が十字に広がっているこの場所は、生きているのかそれとも親が僕のために残した最後の贈り物かその様な事を考えていたら腹がなったそういえば昨日から何も食べていない何か食べ物を持って来るべきだったのかそれとも

ここに何か在るのか……

空腹を感じながら考えつつも考えてばかりでは腹は、満たされない少し怖いながらも魔方陣から見て前の方向の道に進むことに決めた部屋を奥に進むと古めかしい扉があった千年前からあると言われても信じる程に古めかしいその扉には、とつもない魔力持ち主が触れた様な痕跡が残っていたつまり…僕より前に人間が居た

僕は少し元気が出た助けてもらえるかもしれないと一縷の希望を見いだせた親の事を話せばここからも出してもらえるかもしれないと考えながらも少し時間が経過し冷静に戻るもしもその人間が助けてくれなかったらもしも襲って来たらと考えを脳が進めるそんな中でも一つ確かなことがある体が食料を求めて居るもしもこの先に人間が居たとして悪い人でもいい人でも食料がなければどっち道餓死してしまうそう覚悟を決めると僕は、扉を開けるとそこは、広大な大雨林だった…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

たった一つの生きる道 @Kurufu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ