どう表現したらいいのかわからないけれど、結婚し、子供のいる女性がこれを読んだとき、何割かの女性は激しく同意するのではないだろうか。母の顔。妻の顔。けれどそこには自分がいない。必要だからそうしているだけで、私はそれを望んでやっているわけではない。けれど、世間ではそれを「幸せ」としなければいけなくて……わたしはわたし。それを理解してくれない夫(もしくは妻)が隣にいたら、きっとこのお話は、御伽噺に成り得る。非常に洗練された大人の物語。とてもよかったです!
読んでいると言葉の音が流れるようで、私はそのぬるくてあまいぐるぐるのカラフルの中にずっと浸かっていたくなる。作者様は酔っ払ってお書きになったそうです。酔った思考の中で、こんなに素敵な言葉を紡ぎ出せるのが羨ましいです。