軽い読み口のプロローグから始まり、文章になんの引っ掛かりもなく完結までスルスル楽しく読めました。キャラ同士の掛け合いテンポ、配分も絶妙で、欲しいタイミングに適宜に笑いや息抜きを挟んでくれます。
主人公の成長曲線も極めて自然。WEB小説でよくみる「理由なき成長・成功」へのツッコミ部分がまるでない。女子目線で見て、回を追うごとに「どんどんいい男になってる」とじわじわ感じられるのがとても良かったです。
なんというか、読者視点を極めている。
普段から、そういった部分を意識して本を読まれているか、普段のホスピタリティが強い方のどちらかだと思います。なんか読んでて作家の気配を感じるな…ってときあるんですがこの作品においては結構それを感じました(笑)
最初に「お、この伝え方面白いな」と感じた一文がこちら。
(なんだこいつ、欧米人みたいに手を平仮名の“ひ”みたいな形に上げやがって)
いわゆるヤレヤレポーズなのですが┐(´д`)┌
もう少しコミカルでWhy?みたいな雰囲気でやっているというのがこの一文でなんとなく分かるんですよね。こういうワードチョイスが非常にうまい作家さんだなと思いました。
読後感もよく、明るい未来につながっていく余韻を残したの終わり方がこの作品の魅力を一層引き立てているように思います。めちゃめちゃ素敵な作品でした!出会えて良かったです!