その夜、王都に魔王軍の尖兵が攻め込んできた。

空を覆う竜、地を揺らすオーク、突進する魔獣の群れ。

「ヒャッハー！　祭りの時間だァ！！」

俺は一直線に突っ込む。

竜の首にモーニングスターを叩きつけ、地面ごとオークを粉砕し、

魔獣の群れをホームラン。

街の住民は唖然とし、魔王軍は総崩れ。

リリーちゃんは、遠くで頭を抱えていた。

「……この人、確かに世界救えるけど、文明も一緒に破壊していく……！」

次回予告

勇者、魔王城に突撃！

だが待ち受けていたのは、筋肉モリモリの魔王四天王と、予想外に繊細な人間関係トラブル！？

次回『ヒャッハー勇者、友情と裏切りの果てに』――モヒカンは涙を流すのか！？

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