タイトルとキャッチコピーに惹かれました。主人公は、両親を失っており祖父母に育てられました。ある時、大通りではない細い道の電信柱に、奇妙な文言の看板が立てられていました。『真相を教える。』やがて、気になった主人公はその看板を調べてみることに。そこから明かされる、あまりにも哀しい物語、いや、真実……。個人的にかなり好きなトーンの物語にございます。「雨穴」「洒落怖」などが好きな方にもハマるかと思われます。是非、ご一読を。
ある日、主人公が目にした一本の電柱。そこに立てかけられていた看板。「真相を教える。」不気味なその看板をきっかけに、主人公は自らの出生の秘密や過去に起きた事件の真実と向き合うことを余儀なくされます。ホラーでありながらミステリ的な謎もあり、そして人間ドラマのような要素も感じました。この素晴らしい物語をあなたも味わってください。絶対に損はしません。
とても面白かったです。物語を追いながら読者も考えていくうちに、真相がわかってきて、最終的に背筋がヒヤッとします。ぜひ呼んでほしい作品です。
「真相を教える。」それだけが書かれた看板を目にしたことから恐ろしい目に遭い、すこぶる悪い後味を味わうことができる良質のホラー。巻き込まれたあとのことを考えても、とんでもなく恐ろしい。4000字に満たない短編なのですぐ読めるし、カクヨムでホラーを探しているならまず読んでほしい一作。