Episode10 ティブロの危機

リリーナ「妾をどこに行かせようとするのじゃ!」


手下「モコロ王国だ。グラス様に会ってもらう」


リリーナ「なぜ妾を…」


手下「行けばわかる。早く着いてこい」


ティブロ王国では

アナウンサー「ニュースです。先程リリーナ様がモコロ王国の者によって連れ去られたという情報が入りました。詳しい情報は…」


町人α「リリーナ様が連れ去られた!?」


町人β「そんな馬鹿な」


町人α「疑うんだったらこのニュース見てみろよ!」


町人β「うわ、ガチじゃん」


町人α「これからどうなるんだろう?」


町人β「とりあえず街の様子を見に行こうぜ」


町人α「そうだな」


マーちゃん達は

キール「ここが館ですよ!」


コムロ「ティブロ王国とはまた変わった館だな」


クリック「ここにグラスさんが?」


キール「居るにはいるんですけど最近忙しそうですからね、会えるかどうか分かりませんよ?」


マーちゃん「とりあえず入ろう」


4人とキール、館に入る

ジョン「うわぁー!すっごい広い!」


コムロ「ティブロの館も広いがここも相当だな」


マーちゃん「ここにグラスがいると聞いたがどこにいるんだろうか」


クリック「キールさん、分かりますか?」


キール「さすがにそこまでは分からないですね…」


コムロ「わかった、では手分けをして探そう」


一方グラス達はモコロ館から遠く離れた場所にいた

グラス「まさか俺がここにいるとは思わないだろうな」


手下「グラス様、リリーナを連れてきました」


グラス「来たな、リリーナ」


リリーナ「グラス、妾に何の用じゃ」


グラス「俺と手を組まねぇか?」


リリーナ「何のためじゃ」


グラス「最近、為替とか物価とかが上がって国民の生活が貧しくなってる。だから俺とリリーナが手を組んで為替とか物価を下げていきたいなって思ってな」


リリーナ「たしかに物価とか上がってきているのじゃが、ティブロの人々はそこまで貧しくなっているとか思わんのじゃがな」


グラス「ティブロは豊かでも俺らが貧しいんだよ」


リリーナ「まぁお互いを豊かにしていくことは良い事じゃ。良かろう」


グラス「交渉成立っと。リリーナ、もう帰っていいぞ」


グラス「お前たち、リリーナをティブロに戻してこい」


手下「わかりました!」


グラス「さぁ、計画は順調だ。ティブロ滅亡まであと1日と言ったところか、明日が待ち遠しいぜ」


アケボノ「ただ今戻りました」


グラス「アケボノか、ティブロまでご苦労だった、計画は順調に進んでいる」


グラス「さて、そろそろ館に戻るか」


アケボノ「私もお付き添い致します」


グラス「あぁ、せっかくだからゆっくり話しながら帰ろうじゃないか」


アケボノ「そうですね」


こうしてグラスとアケボノは館に戻って行った。










  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る