もう一人じゃない。心温まるロボットと少女の家族



世界にたった一人残された人間であるトキコが、個性豊かなロボットたちに囲まれて暮らす日常が温かく描かれた作品で戦闘用ロボットや天候制御装置といったSF要素と古風な「ひだまり旅館」という舞台のギャップが独特な世界観を生み出しています。
トキコの好奇心旺盛で天真爛漫なキャラクターと彼女を大切に想うロボットたちのやりとりが心に響く。特に誕生日プレゼントとしてボロボロの電動キックボードを皆で協力して修理するシーンは、彼らの家族のような絆を感じさせました
「人間はもう私だけ」という切ない現実を抱えながらも希望に満ちた未来へ一歩を踏み出すトキコの姿は読む人の心を温かく照らしてくれような展開で今後の進展も楽しみです

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