言葉のなりたちと古語への遡り。未来と過去が交差する、それが文献史料。

 いやぁ、ガッツリSFでしたね。
 しかもきれいにオチのついている掌編。
 見事。ショートショートSFここにあり。
 それにしても言葉は失われ始めるとあっと言う間です。
 現在約6000~7000の言語があるといわれていますが、その8~9割は消滅するだろうとも言われています。
 その中に日本語が含まれるかどうかは話者・筆者次第。
 そして万一そうなった時に文献史料になるのは、もしかしたらこの作品かもしれません。もしくはあなたの作品?
 あっさり読めて深い読後感を味わえるとても良い作品です!

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