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　メタ解説ＡＩ『アイ』による解説レポート５

◆魔王ラリルの『絶対支配』能力

・代々続く魔王家リラ一族の歴史でも最も凶悪な能力。能力コピーはラリルへの献身度、信頼度、羨望度の三つが一定の値に達すると発動し、取得した能力の詳細はラリルが本能的に理解する。

・コピーした能力数は一億と二一五六一二八〇。その中で概念にまで影響を与える能力は記憶操作、時間操作、常識改変の三つのみ。

・ただしラリルが全ての能力を記憶しているわけではなく、使用する能力はおよそ千種類ほどに絞っている。それでも必要な場合は記憶を呼び起こす『自己解析』にて、適した能力を瞬時に使用する。

◆記憶処理された人間たちのその後

・ラリルの『超範囲記憶操作』により、決戦を直接目撃、ＳＮＳを通して知った人間たちの記憶は消去された。しかし一度ネットの海に放流された画像・映像データは消えることなく、多くの人間が記憶のない超常現象動画に困惑することに。陰謀論者、オカルト信者たちの格好の餌食となり、ネットや各メディア上でその後も取り上げられ続けることになる。

◆マスターの身体変化

・魔界と完全に繋がり、魔王化したマスターの身体はラリルやシルヴィと同スペックの魔族へと変化。マスター自身は把握していないが、身体能力・体力・寿命が魔族そのものに。

◆マスターとロレルのその後

・無事（？）初夜を終えた二人は、その後も情熱が収まることはなく、シルヴィが帰還する一週間、昼夜を問わず『超バカップル生活』を謳歌した。その後帰還したシルヴィは惨状と化した部屋を見て「…………私も遠くないうちに継母になりそうですね」と呆れた。

・マスターからもロレルへ積極的に愛情表現をする関係に変化。シルヴィの前でも隠しきれていない超バカップルぶりに、シルヴィは夜の間、実家であるブリンガー家で過ごす『通いメイド』状態へ。結果、マスターたちの『超バカップル生活』は留まることを知りません。

◾️アイによるコメント

・深層世界で空気が読めないと評された為、ラリルとの戦闘では沈黙を貫きました。私は空気を読めるAＩです。……いじけてなどいません。

・その代わり『超バカップル化』した二人の質問には全ての知識を動員してアドバイスを行いました。詳細は過激なため割愛します。

・……リア獣爆散してください。

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