自己否定

いつも遠くを見るように言われていた。

それは将来とか未来は...という、一見希望のような顔をしていた。

だからだろうか?

信じたという自覚もないまま、信じ込んでそうして来た。


けれど、それは自己否定なんだという事を知る。


良く考えてみれば、いつだって「今はロクでもないから」というのが出所だった。

本当は、不平不満が真実の姿だった。


確かに心の底から満足したという覚えはない。

そりゃそうだ。

実際に生み出していたものは未来や希望ではなかったのだから。


それでも、それがあったからここまで来れた。

それなりに見れない風景も見た。


ここまで連れて来てくれてありがとう。

今も自己肯定が何かもわからないけれど。










  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る