主への秘めた狂愛が招くのは、ヒカリか闇か。


ポースは王家メルクーリの次男。そのポースの付き人である、ジョヴァンニ。そしてポースが偶然出会った不思議なチカラをもつ青年、ヒカリ。
ポースを中心に惹かれ合いながらも、それぞれの想いは排他的なものへと変化していく。

ジョヴァンニが自分自身の愛を狂愛と呼ぶように、ポースに対する気持ちがどんどん狂気じみていくのです。ヒカリもまた、ジョヴァンニとはまた別のタイプの執着をみせ、それを知ったジョヴァンニの心の内はそれは激しいものでした。

中盤を拝読中ですが、もう色々ありすぎて「ふたりはどうなってしまうんだろう」とハラハラしております。とにかく感情がジェットコースターになる、狂おしい作品。
序盤のポースが無自覚な時が、なんなら一番平和だったかもしれない····💧

こちらの作品はBL作品です。
BL好きな方、西洋ファンタジー好きな方、は、ぜひ読んでほしい気持ち。最終的なカップリングはこっちか····という、ジョヴァンニ、ヒカリのどっち推しかで感情移入していたキャラの結末に悶える今作。オススメです!!

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