大切にしていた近所の弟子の息子に転生した。
@eacon
第1話
俺は全くモテなかった。
結局大学卒業しても、童貞のままだった。
対して、俺の弟子は中学生から付き合ってる彼女と同棲を初めて今度結婚するらしい。
「悔しい」
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だがしかし、結婚式は号泣した。
代表者を務め、そりゃ小さい頃から面倒見てた弟子二人が結婚するんだ。
感動するに決まってるはなぁ!!_________________________________________
さらに、娘も生まれた。めでた過ぎる!
娘には俺のことをジジィとか呼ばせようとしている。そこは師範様だろう。
ちなみに、二人の紹介と言うか俺は知らなかったけど、それなりにモテいたらしい(全員年下 弟子達と同い年の子)だが、俺を取られたくなくて邪魔をしていたとか!!
クソ可愛い理由だけど!おかげで俺は童貞だ!陰で童貞とか馬鹿にしてたら流石に怒るからな!!
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結局、俺は相手は出来そう寸前だったけど、同時に迫られちゃったら、ちょっと困る。
良いじゃん!!今までハーレムとか味わったことないし、今くらい、今くらい!これもずっと二人を大切にしていたからだよ。
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趣味も、恋愛も充実 春ちゃんは3歳になって顔もはっきりしてきた。
いやぁー、弟子達に似て可愛いな。
あと今度、また子どもが生まれるらしい。
どんな子かな!まぁきっと二人に似るんだろう。
そうなったら、師範としてジジィとして春も揃って弟子二人にしたように色んなことを教えてあげよう。
あれ、自分の子どもとか考えるの忘れてない。
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弟子二人と春ちゃんと要られて幸せ時間、幸せなひと時だ。
だが、こんな時でもつい思ってしまう。
前から幸せが良かった。二人を幸せにすることは出来たことは嬉しい。結果春ちゃん、夏くんが生まれてくることはもっと嬉しい。
だけど、もし・・・座敷過剰かもだけど俺にも、小さい頃に俺みたいなお兄ちゃんかお姉ちゃんが居てくれたら・・・きっともっと毎日が楽しかったんだろう。
「師匠、何を考えているんですか?」
「いや、」
いや、でもやっぱりあまりよくない。これは今を否定することなんだから。
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春ちゃんの5歳の誕生日のお祝いだった。
そして、事故があった。二人が目を離した隙に春ちゃんが飛び出してしまった。
俺は咄嗟に庇い
「師匠!!」「お師匠様!」
やばい、これは確実に死ぬ
つかもう時間内・・・あぁでも
「ごめんなさい、俺、俺のせいで」
「ごめんなさい!私が見てないから!!」
二人も助からないことを確信した言い方だ。確かにそうだけど
「師匠!!」「お師匠様」
二人が手を繋ぎ泣く・・・
あぁ、よく考えると童貞卒業出来ないもの割とガチでこの二人のせいだし、死ぬのも二人のせいだし・・・
こんなこと死ぬ直後に思うなんて最低・・・
いや、俺らしい
「二人と・・・も」
「いや、死ないで!お師匠さま」「俺、まだまだ、師匠やりたいことが」
「そつ・・・ぎょう!!」(まず、病院よべや・・・*師匠が内心で思ってること)
「いやぁーーーー「ししょー!!
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ぱちと、目が開く。
あれ、生きてるじゃん俺
「優、ありがとう」「生まれてきてくれてありがとう」「ゆう、優!」
??
「あれ、急に呼び捨て呼び??」
弟子「えっ?」弟子2「う、うそ。」
春「ママ、パパ!今この子喋ったよ!」
「何?春に喋れない隠キャでおしえ」
今更、気がつく。
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