元彼との復縁【せいこう】で快楽へ
正糖派
第1話 きっかけ
あっ、んんっ………、
甘い声で鳴いていた。上に乗っかっているのは夫じゃない。
元彼、上間 仁 だ。
どうしてこうなってしまったのだろうか______
「明菜ーいってくる」
祐希の声だ。
「いってらっしゃーい」
ドアが閉まる音がすると、私は誰も見てないのをいいことに自分で自分の快感を得ようとした。祐希が単身赴任でしばらくいないことが分かってるから。
目の前で流れるAV女優の鳴き声。
快楽に溺れて淫らに左右に動く腰。
甘い蜜を吸ったような蕩けた顔。
「ん、んんっ…」
足りない。もう少し奥まで…。
良いな、私もこんなに鳴かされたい。祐希になれそうなくらい、大きな声を出しちゃって……。
そんなときだった。
ピンポーン
宅配便か。ドア開けよ、って………
「じ、仁…??」
そこには、配達員の格好をしている仁がいた。
彼は段ボールを床にドサッと落とした。
「明菜………!!」
彼の目は今にも泣きそうだった。
そうだった。私は彼に一方的に別れを告げたあの日から1回も会ってなかった。
彼と初めて体の関係を持った日
あれは高校2年の夏の日だったか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます