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ふたりの日陰

ふたりの日陰

春雷

おすすめレビュー

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★★★
★6
2人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 白菊
    142件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    しょっぱくて甘い、青春の1ページ

    「僕の家、ゴミ屋敷なんだよ」——静かな告白から始まるお話。
    お前の家に行かせろと迫られた少年の、気まずそうな告白でした。

    主人公にもまた ある秘密があり、ふたりは意気投合……というかぽつぽつと会話を続けます。この淡々とした会話に滲む、救われたような感じが素敵なのです。

    塩味のタブレットとチョコレートクッキーでできた、ふたりの心のよりどころ。
    1,000字強の短篇にぎゅっと凝縮された、静かなユーモアと優しさと希望を、ぜひご堪能ください。夏の暑さと爽やかさの描写も素敵な作品です。

    • 2025年8月22日 03:16