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【映像:佐藤翔太の自宅、夜11時50分。部屋は薄暗く、パソコンと録音機器がセットされている】
「深夜零時まであと10分。今日は初めて、実際に放送をリアルタイムで録音してみる。正直、怖いけど、真実を掴むためにやるしかない。」
【時計の針が12時を指す】
【ラジオのノイズと共に、かすかな声が流れ始める】
「……あ…なた…の…なまえ…を…よぶ……」
【佐藤の手が震え、カメラが少し揺れる】
「今、なんて言った?気のせいか……」
【声が徐々にクリアになり、周囲の空気が張り詰める】
「逃げられない……にげられない……」
【画面に映る佐藤の顔が青ざめ、呼吸が乱れる】
「やばい……これは……やばい……」
【部屋の明かりが一瞬ちらつき、カメラが揺れながら床へと向く】
【録画終了】
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