【自主企画参加】表現の自由、その線引きを語ります。＾－＾

　はじめまして、の方は「はじめまして」押羽たまこ、と申します。＾－＾

　

　レイティングについては、いつも、いろいろと思うところがあるので、ちょっと語ってみようかな？と、思い立ち、筆（？）をとってみました。

　じつは――今年（２０２５年）の春ごろ、私の頭の中に、突然、物語が生まれてしまいました。

　いわゆる〈ＢＬ〉ボーイズラブと言われる、男の子同士のエッ〇が絡む物語です。健全であるはずがない！ｗ

　物語は、ひとつの事象と自分の中の〈何か〉が化学反応を起こして、勝手に生まれてしまうものです。その内容が過激なものだったとしても、作家の〈業（ごう）〉といいますか…「書かない」なんて選択肢はありえません。だから、いまは、とりあえず〈水面下〉で書き進めているのですが…。

　さて。

　私は、いま、もうひとつの作品――〈ＳＦ冒険ファンタジー作品〉をこの『カクヨム』で連載しています。

　その内容には、残酷シーンや暴力シーンも含まれてはいますが、レイティングをつけるほどのものではないと判断し、「残酷描写有り」「暴力描写有り」にはしていません。

　これも、作家によって判断が迷うところではあると思いますが、私にはひとつの基準があって、いつも頭の中にイメージするのは〈お茶の間〉です…っていうか、いまは、お茶の間って言わないのかな？　ま、いいか。（笑

　ま、なんにしても、家族がテレビを見ながら夕食を食べているときに、そのシーンが流れて「うわッ、こりゃ子供には見せらんねーな！」とお父さんがチャンネルを変えるかどうか…ということです。

　「ま、このぐらいなら、いいか…一瞬だしな…」と思う程度なら、多少、血が飛び散っても（笑）怪物に首を食いちぎられても（笑）主人公（女子）が顔をぼこぼこに殴られても（笑）「まあまあまあ…」でやり過ごしてくれそうなレベルなら、ま、いいかと…。

　逆に、たいして暴力的でも、残酷的でもないのに、レイティングがついている作品をたまに見かけるのですが…それは、作家さんの判断でそうしているのでしょうけれど、それをつけることによって、読者が読むことをスルーしてしまうこともあると思うので、もったいないな…とも思います。

　じゃあ、その〈お茶の間レベル〉かどうかの判断は、どうやって決めるのかということになるわけですが…。

　私は、いつも「既成作品のレベルを把握していること」だと思っています。

　たとえば、テレビで放送しているドラマやアニメなども、お茶の間時間に放送されている作品と深夜枠に放送されている作品では、傾向が違うし、深夜枠は、多少お下品だったりエロ・グロだったりしてもＯＫですから、その辺の作品のレベルを、普段から把握しておくことは、健全な作品を書いている作家さんでも必要なことかな、と思っています。

　そして、『カクヨム』のガイドラインも、とりあえず読んでおくことをオススメします。

　いや、私もね…じつは、ガイドラインは読んでいませんでした。＾－＾；ｱﾁｬー

　健全（？）な作品を書いている私には必要ないかな？　などと、タカをくくっていたからです…。

　しかし、ここへ来て、上記の通り、エッ〇描写を書くことになり、はたと「これてって…どこまで書いていいの？」という事態になりまして…。ｗ

　もちろん「性描写有り」のレイティングはつけないとダメなんでしょうけれど…他には、なにに気をつけないとダメなのか…あわてて『カクヨム・ガイドライン』なるものを読むに至ったという経緯なのでした。はい。

　で――読みました。

【「カクヨム」上での表現について】という項目です。

　ここは、本当に、いま一度、作家のみなさんに読んでほしいです。

　私が〈必読〉だと思った箇所のみ、ちょっと長いですが載せておきますね。

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【　「カクヨム」上での表現について　】

表現についてご留意いただきたいこと

表現の自由を制限するものではありませんが、青少年を含む利用者が気持ちよく利用できるように以下の表現についてはそれ自体が作品の目的（テーマ）ではなく、物語上の必要な要素として必要最低限の描写となるよう配慮をお願いいたします。

表現・描写などにより著しく性欲を刺激するもの

暴力的又は陰惨な画像・表現・描写などにより興味本位に暴力行為又は残虐性を喚起・助長するもの

自殺を誘発・助長・ほう助するもの

犯罪行為及び刑罰法令に抵触する行為又は誘引・助長・ほう助するもの

他者に対する差別表現、権利を侵害する行為

上記についての過剰な表現や、表現・描写の割合が大きいものについては、修正依頼等のご連絡をする場合や作品の非公開化・削除を行う場合があります。

「未成年の飲酒・喫煙」など、法律で禁止されている行為について、物語の表現上やむをえず描写する場合は、そういった描写のある作品の紹介文の末尾に『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』など、行為の非推奨コメントを記載してください。

閲覧者への注意表示としての『セルフレイティング』について

上記に掲げた表現・描写を含む作品については、閲覧者への配慮としてセルフレイティング表示を行っていただくことをおすすめいたします。

設定基準は「R15」相当といたします。

レイティング表示を行ったとしても、過剰な表現や、表現や描写の割合が大きいものについては前述の通り制限を受けます。

現在のセルフレイティング表示

「残酷描写有り」「暴力描写有り」「性描写有り」

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　要は、過激な表現は【Ｒ１５】の指定をすること、です。

　そして、青少年の心に悪影響を及ぼすような表現や思想は、このサイトには不適切、ということですね。

　

　この『カクヨム』には、学生さんが多いので、そういう配慮はあたりまえです。

　大人のみなさんは、私も含め、配慮が大切です。

　もっとも、【Ｒ１５】と表記したからって、１５歳以下の子が、すべてそれを守るとは限らないと私は思っています。「性描写あり」と表記したからといって…いや、むしろ、そう表記をしているからこそ、興味本位で読みたくなるのは人間の性（さが）ですし、ちょうど〈性〉にめざめるあたりの中学生が、こっそり読んでいる確率は高いと思う…。

　だからこそ、大人の作家は、その内容に責任をもつ必要があると、私は思っています。

　もしも、子供が読んでしまったとしても、そこにエロだけではない、感動や、この先の長い人生を歩む中で、その子が〈光〉のほうへ歩てゆける…そういう希望や、救いや、愛や、学びが、そこにあってほしい。

　作家は、そこまでの覚悟を持って、書いてほしいと思っていますし、私も、そこまでの覚悟で書くつもりでいます。

　（※いや、だからって、読まないでほしいけれども、ね！！！笑；）

　それと――このガイドラインを読んで、高校生の煙草、飲酒…について、改めて、「あ…そうか、学生さんって煙草とか、お酒とか、ダメなんだっけ…？」と、思いました。

　なんか、大人を長くやってると、そのへんの感覚って曖昧になる。

　ママさんや、パパさんは、つねに子供に接しているから〈ダメ基準〉を把握してるでしょうけれど…私、独身の身で、子供もいないですし、どこかで「そのぐらい、いいんじゃね？」と思ってるふしがある。ｗ

　だって、世界中には、子供もお酒飲んでる国あるし、煙草吸ってる国あるし…とか、ね。なんか、ダメですよね。とりあえずダメです。だって、この国の法律なんだから、ね！　

　はい。気をつけます。＾－＾；；；

　なので、

『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』的な言葉を、どこかに入れることを忘れないようにしたいと思います。

　みなさんも、ちゃんと表記するようにしましょうね！

　あとは――その、性的描写を、どんなふうに描くか…。

　文学的に、比喩的表現をつかって、美しく描く、とか…？

　その辺は、その箇所を書くときに、いろいろと試行錯誤したと思います。

　ま、なんにしても、エッ〇な描写のみを描くことが目的ではないので…物語に必要な部分だけピックアップして、なんとか、美しく、あるいは楽しく（？）表現できればなぁ…と思っています。

　たぶん、私自身、サバサバしてる人間なので、そんなに淫靡な表現にはならないとは思いますが…悩ましいところですよね？　なんか、ね…。

　てなことで—―とりあえず、私の伝えたいことは、そんなところです。はい。

　ちなみに、ここで書いたことは、あくまでも『カクヨム』のガイドラインの話です。一般的には、作家の表現の自由は尊重されるべきで、その表現が、社会に及ぼす影響や、影響力があるからこその小説、とも思うので…目をそむけたくなるほどの、エロやグロもあっていいとは、思います。

　でも、エンタメ作家を目指している私は、『カクヨム』でダメなものは、エンタメとしてダメだと思うので…その基準で書いていきたいのですよね。

　そういうことです。はい。

　ま…作家は、悩むのが仕事ですから、大いに悩んで、落としどころを探りたいと思います。がんばります！

　ではではー。

　ちゃんちゃん♪

　

※ちなみに、そのＢＬ作品は、まだまだ完成しませんが、完成したら「毎日更新」で一気に公開しますので、どこかで見かけましたら＆気になる方がいましたら、読んでみてください。

　あ、くれぐれも、１５歳以上の方のみ、ですからねーッ！

　頼みますよーッ！（笑