　生だったと思う。

　全てはあの事件、災害、ここでは天変地異と書いた方がいいと思う。

　あの日の事について書こう。

　僕とT氏、及びN氏は自転車通学でこの日も自転車で帰る所だった。

　空は晴れ渡っていたのに一瞬だった。

　曇り空になりそこに様々な色の雷が空を走った。

　回りの空気も重くなり何か絶体絶命的な何かがくる……と体に緊張が走ったのを今でも覚えている。

　N氏とT氏とも、とにかく皆で早く家に帰ろうと話し帰りを急いだ。

　足の力を強く早く家につくようにペダルを踏み込んだ。

　今考えるとどれだけ急いだとしても間に合わなかっただろうと思う。

　そして最後の瞬間も本当に一瞬。

　それ以外の言葉が見つからなかった。

　気がつくと目の前が真っ白になり体が宙に浮いた感覚が会った。

　そして僕達は気を失った。

　それから僕達が目を覚ますとそこは一

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