肝試しで廃墟の診療所に来たタカシ。誰もいないはずの建物の中には、何者かの気配がする。そして、聞こえてきたのは、タカシを呼ぶ声……。臨場感のある描写に、まるで主人公と一体になっているかのような恐怖を感じる。声の正体は、何者なのか、何をするつもりなのかとドキドキすること間違いなし。診療所だと言っているのに、「○○病院」というタイトル。実はこんなところにもある「仕掛け」が……。読む覚悟のあるあなた、ぜひ。