ダーリンみたいな人になりたい
沙華やや子
ダーリンみたいな人になりたい
あたしがLOVEなのは!もちろん、ダーリンです。おつきあいしている恋人です。
どこがすき? と言われたら「ぜんぶ!」と答えるしかありません。ダーリンがあたしに云ってくれたのと同じ。
しかしそうなるとエッセイが終わってしまいますし、書き足りないぐらいラブ溢れているので具体的に・・・
あたし達はネットで知り合い最初はお友だちでした。離婚をして心細いあたしをとても支えてくれました。離れた場所で。そう、ふたりは遠距離恋愛だったのです。
子どもが巣立ったのを機にあたしは思い切って、西の地域から彼のいる関東へ引っ越してきました。
600kmを毎日何時間も電話をし、互いを知り合ってゆきました。ダーリンは口下手なんです。けれどあたしが云いたいことを手に取るようにわかってくれる。これはもう、初めっからでしたね、不思議なことに。性格的にもとても聴き上手なひと。
たぶん、あたしもダーリンの気持ちをいつも感じ取れていると想います。
なにゆえ「想う」だの距離感のある表現なのかというと、あたし達は数カ月前に大喧嘩をし...現在あやふやなまんまなのです。
決してこのエッセイを「想い出ばなし」なんかにしないぞ♪
あたしに書き物を書くパワーを与えてくれているのはダーリンです。それは「ねた」云々という事ではなく、彼の存在そのものを感じると綺麗な泉が満たされてゆく。コトバが漏れ出るのです。
いちばんスキなのは・・・「沈黙」です。これまで交際した人に感じたことのない感覚。ドライブ中も、お部屋に居る時も、だま~って・・・見つめ合っていなくても…その時もしも肌がふれあっていなくても、魂と魂がくっついて離さない
そう そんな感じです!常にくっついているのを、黙っているとより強く感じるのです。
静かな喋り方(でも怒ると超怖い…といってもDVなんてないですよ勿論)、優しいまなざし・・・強くぶれない芯。それでいて繊細な処を持ってる。優しいから人の痛みがわかるんですね。
あたしは人見知りだし、素直に甘えられない所がありました。けれど、ダーリンと一緒に居るうちに彼はすべてお見通しなんだと気づいたのです。それを知った時はカッコつけていた・意地を張っていた自分が恥ずかしかった。でもダーリンはそんな情けのないあたしも含め愛してくれています。
最後の恋人なんだな~って知っています。あたしが良いお年頃だからではありませんよ?説明はつかないけど…そうなんです。
最初の頃のデートでは、かならず車のドアの開け閉めをしてくれたダーリン。次第にしなくなった。でもそれは嬉しい変化ととっています。安心してくれているのかなって。甘えてくれるようになりました。
あたし達は傷つきやすさを理解していて守り合っています。ケンカしちゃうのは完ぺきではないからです。それはいいも悪いもないよね。
この夏が終わり、秋が来て雪が降る季節がやって来ても、お花が咲き春が来て再び夏が廻っても、ダーリンを愛する気持ちは変えようがない。
ステキな宝物です。あたし、わがままなんでダーリンを困らせますが...
成長することを誓いつづけ・・・ダーリンとLOVE!育んでゆきます。
ダーリンみたいな人になりたい 沙華やや子 @shaka_yayako
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
おこた/沙華やや子
★4 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます