現代の民話の味わいのある短編
- ★★ Very Good!!
面白かったです。まんが日本昔話を現代っ子(これは死語ですか?)が見たらどうなるだろうと思わせるような味わいのある短編でした。
怪異の雰囲気は十分あるのに主人公たちは怖がってないので、こちらも余裕で楽しんで読めました。
長男と三男が読みは違うが同じ漢字の名前がついている所、なぜなのだろうと考えていました。飛び級は日本ではやってないと思ったが、と思ったら、なるほど、と後でわかりました。伏線を張るのがお上手ですね。お父さんについて、こんな名前をつける理由など、もうちょっとあるともっと面白かったと思います。
百鬼夜行も今の時代だと、USJのアトラクションと余り変わらないかもなと、そんな面白さもありました。令和の時代の楽しい民話です。