10月24日 リオ観光 ポンジアスーカル他
昨日から続いていた問題の関連で、朝5時くらいからごちゃごちゃと。まあとりあえずそれは何とかなりそう……ということで。
今朝はなんと犬の散歩に行ってきました。
父が飼っている犬ではなく、メイドのマルレーニさんが飼っている犬なのですが、色々な事情で今はこの家にいるんです。
で、散歩に連れて行ってもらえない、ということで何なら行ってみたらどうだ、といわれ二つ返事で引き受けました。ちなみに名前はララ(Lala?)というそうです。ホントにもう可愛いったらもう。
ちなみに私はネコは飼ったことはありますが犬はないため、犬の散歩は初体験。相方は犬を飼った経験はあるのですが。
散歩ルートはフラメンゴ海岸を軽く巡る程度。時間にして20~30分くらい。朝のこのルートはいろんな人のランニングや犬の散歩コースにもなってるので、ある程度用心すればよほどのことがない限りは安全なルートでもありますし。というわけで私と相方の二人でれっつごー。
ちなみにララちゃんはよほど散歩が嬉しいのか、もう凄い勢いで引っ張ってくれました。
というわけで、ララちゃんの写真は以下です。
ララちゃん。もう楽しくて仕方ない、という感じでした。ずっと。しかしちゃんと自分がどこを通るべきか分かってるのはさすが。
散歩が終わった後朝食。とにかく果物が美味しいのです、ブラジルは。
https://kakuyomu.jp/users/masaki-i/news/16818792438814338653
それからちょっと近くの某所に用事があったので徒歩で出発。用事そのものはすぐ終わったので、その後にそのちょっと先にあるカテチ宮殿(Palácio do Catete)へ。
この宮殿はかつてはポルトガル王の仮居としても使われた……んだったっけな。ちょっとあやふや。ただ、リオがブラジルの首都であった時代は、ずっと大統領官邸として使われてきました。また、1940年代に活躍し、ブラジル近代史において語らずに済ますことが不可能な人物であるヴァルガス大統領が自殺した宮殿として有名です。
現在は博物館として利用されているのですが……曜日が悪くて入ることは出来ませんでした。ちなみに入館料は無料だそうです。
まあ……実は宮殿それ自体より、その庭のほうが素敵でした。こちらは自由に入れましたし。近くに住む人の憩いの場所となってました。
さて、そこからタクシーで一度家に戻り、車で外出。コパカバーナ、イパネマ、レブロンと流して、サンコンハード(São Conrad)というさらにその先の海岸まで来たところで……渋滞に巻き込まれ、慌てて帰路に。というのも、ちょっと用事がございまして。とりあえずその用事が終わってから、家に戻り、今度は地下鉄でセントロに移動。実は買い物の予定だったのですが……
まずは昨日と同じ店で昼食。今日のジュースはパパイアでした(笑)
それからセントロのコロンボというレストランへ。ここ、入ってびっくりしました。
https://kakuyomu.jp/users/masaki-i/news/16818792439073722617
本当にリオなんだろうか、というくらい思いっきりヨーロッパスタイルの、それも宮殿のような内装。後で知ったのですが、かなり有名な店らしいです。ちなみに値段もそれなり。というかブラジル基準からすると凄い高いですが、この界隈は元々リオでも上流階級向けの店ばかりでしたしねぇ。というわけでコーヒーだけ飲む。昼食後でしたし。
ちなみに二階がレストランになっていて、ビュッフェスタイル(量り売りじゃないです)になってました。美味しそうだった(笑)
この後、本当は買い物の予定だったんですが、なぜか教会見学になりました。で、まずはセントロの中心の丘の上にあるSanto Antonio教会へ。
ここは、外観はごく普通で、ただセントロの中心にででん、とある(丘が残ってる)のでかなり歴史のある建造物だろうなあ、とは思ってたのですが中に入って納得。非常に文化的価値が高いんでしょう。入るのに有料(と言ってもR$2ですが)ですがその価値はあります。ちなみに写真も2回しか撮っちゃダメ、といわれました(何回も撮ったけど……)
https://kakuyomu.jp/users/masaki-i/news/16818792438783817099
お金を払って初めて入れる礼拝堂……なのかな。当時のリオを物語る豪華さです。昔サルバドールに行った時にも同じようなものを見ましたが、このあたりの装飾は小乗仏教でも似たものを見ますね。教会の権威と財力を見せ付けられる気がします。
さて、続いてセントロの中心地区ある、円錐を途中でぶった切ったような建物に……何かというとこれが現在のリオのカテドラル……つまり大聖堂(Catedral Metropolitana)なんです。正しく発音するなら『カテドラゥ・メトロポリターナ』となりますが。カテドラルとは、教区単位での中心になる教会です。まあ普通は伝統ある教会がその役割を担うのでしょうが、リオのそれは概観からはとても教会には見えない建物でした。
https://kakuyomu.jp/users/masaki-i/news/16818792438792579537
内部のステンドグラス。ちなみにここ、椅子だけで5000人分もあるそうです。最大では2万人が収容できるとか。
写っている人から、ステンドグラスの大きさが想像できると思います。っていうかここ、多分野球できます。ちなみにまもなくコンサートというか音楽祭みたいのが開催予定だったようです。その頃私たちは帰国しちゃってますが(涙)
教会を見た後、そのままセントロを歩きました。で、15番広場(Plasa Quinze)へ。ここはリオの古い建物が多くそのまま残されているエリアなんです。ただ……どれがどれだか詳しく忘れてしまったんですが……(汗)
さらにそこからフラメンゴ地区へ。何かというと、ちょっととある旅行代理店というかエージェントのところへ。このところの揉め事が全部解決したのですが、その最後というか書類をFAXしてくれるということでしたが、せっかくなので直接受け取りに行ったのです。
が。
その事務所からの景色がまた絶景でした。
景色だけに限るなら、父の家を上回ると思います。っていうかリオでもほぼ最高の場所の一つではないかと。
https://kakuyomu.jp/users/masaki-i/news/16818792439073810586
正面にガナバラ湾の入り口が見え、ポンジアスーカルが完全に見える。その上フラメンゴ公園とグロリアのヨットクラブ。左下に見えるのはリオデジャネイロ現代美術館、右端に見えるモニュメントは第二次大戦の戦没者慰霊碑です。
この光景はさすがに見た瞬間「おお~~~~」と言ってました。
まあ……最大の欠点は、ここが家ではなく職場だということでしょうが。私もかつて六本木ヒルズ(森ビル)やランドマークタワー、今も恵比寿ガーデンプレイスタワーの30階近いところが職場なので、見晴らし抜群の職場だったこともあるんですけどね。しょせん仕事場がいくら眺めよくても面白くないんですよ。まあここは旅行エージェントの事務所ですから、その意味では絶好の場所でしょう。
とりあえず、ちょっとその人と話して(と言っても私は主に聞き手……英語かポルトガル語なんだもん)、こっからならそう遠くないから、と歩いて帰宅しようとしたのですが、急遽変更し、タクシーを拾いました。
というのも、ちょうどそろそろ夕方、という時間であり、夕方~夜という絶好の時間。せっかくだからポンジアスーカルに行こう、となったわけです。
さて、このポンジアスーカル(Pão de açucar)、直訳すると『砂糖パン』になるのですが……そもそもなぜ砂糖パンなのか、というと実はこれ自体が誤訳です。父に聞いたのですが、この場合の『パン』は現在でも『ミルクパン』などに使われる『パン』の方の意味であり、元々は砂糖を煮詰めるパンのことだそうです。
ちなみにこの誤訳が思いっきり広まってるため、英語では『シュガー・ローフ』となるそうです。おいおい……。
何はともあれ、ポンジアスーカルへごー。
ポンジアスーカルは車でウルカ地区と呼ばれるエリアに行って、そこからロープウェイで上ることになります。ちなみにこの地区、ポンジアスーカルの周囲の地区のことをさすのですが、リオの入り口でもあり、軍事関係の施設がいくつかある上、また非常に狭く、治安に関してはリオでも珍しいくらいいい場所です。観光客少ないですしね。
ロープウェイ乗り場駅の近くには海軍士官学校がありました。ちなみにロープウェイの値段は一人往復(4回乗る)でR$35ですから、当時のレートで日本円で約1800円弱。ブラジル人からすれば、かなり高額ですので、逆にこの上は安全だと思います。コルコバードはそのあたりがちょっと危ない(スリがね)
https://kakuyomu.jp/users/masaki-i/news/16818792439073885948
ポンジアスーカルはロープウェイを二回乗り継いで頂上まで行くのですが、その一つ目のロープウェイから見たポンジアスーカル。
本当に岩山というか、ある意味ではウルルのような一つの巨大な岩であることが分かるでしょうか。
https://kakuyomu.jp/users/masaki-i/news/16818792439090017611
中間の駅から最上部を見上げた様子。
本当にこんなところに良くロープウェイなんて建造したものですよね。
https://kakuyomu.jp/users/masaki-i/news/16818792439089852456
こちらは一番上から。夕暮れのコパカバーナ海岸です。こう見ると、本当に綺麗な、ある意味理想的な弧を描いた海岸線ですよねぇ。実際、この海岸は本当に綺麗だと思います。
ちなみに見えてる範囲全部コパカバーナ海岸ではなく、実は真ん中あたりにある黒いビルより奥がコパカバーナ、手前はレーメ海岸という別の名前がついていたりします。
https://kakuyomu.jp/users/masaki-i/news/16818792439090117592
ポンジアスーカルから見下ろしたフラメンゴ海岸。
ここは本当に海辺の公園が綺麗に整備されてるのがよくわかりますね。
https://kakuyomu.jp/users/masaki-i/news/16818792439090332671
ポンジアスーカルから見たリオの空港の一つ、サントス・ドゥモン空港。
昔はプロペラ機しか離着陸できない空港だったのですが、今はジェット機も発着しています。
リオには二つ空港があって、ほとんどはガレオン空港を利用するのですが、例外がサンパウロとの行き来で、それだけはこの空港から発着する便が良く使われます。
ものすごい頻度で飛び交うため、『空の架け橋(Ponte Aérea)』とも呼ばれる空路です。
何しろ予約不要、数分おきに出発しているというすさまじさです。
https://kakuyomu.jp/users/masaki-i/news/16818792439090556719
やや暗いですが、夕焼けのコルコバードとリオの街。
こう見ると、本当に入り組んだ地形にある街であることが良く分かりますね。
ちなみに手前は当然海ですが、コルコバードの丘の標高は710mとされてます。
本当に、海のすぐそばまでこれだけの山々が迫っているのがリオの地形なんです。
というわけで、夕暮れ~夜という最高の時間帯にポンジアスーカルを堪能してきました。実際、このポンジアスーカルがリオで一番写真を撮った場所だったと思います。本当に素敵でした。
実際この奇岩の上にこれだけのものを作ったかつての人々は本当に凄いと思いました。リオの二大観光スポットの一つに、相方も楽しんでくれたようですし。
あとは帰宅して、夕食。そしてさくさくと寝ました。
さて、いよいよ明日はイグアス滝観光へ出発です。
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