第27話 美月(女盗賊)vs凛子(女刑事)火曜サスペンス劇場風 雪原レズバトルキャットファイト

# 雪原の死闘


火曜サスペンス劇場風 雪原で女刑事と女盗賊の取っ組み合いレズバトルキャットファイト


「凛子……まだ足りないみたいね」


雪まみれの唇を歪ませて美月が笑った。その細長い指が凛子のコートの襟を掴む。二度目の投げ技が繰り出されようとした瞬間、凛子は反撃に出た。


「お前の嘘だらけの笑顔なんて見飽きたわ!」


右手で美月の手首を掴み返し、左腕を相手の首に巻きつける。背負い投げの体勢に入る凛子に対し、美月は即座に反応。二人の重心が宙に浮いた刹那——


ズサッ!


腰から雪に突っ込んだ衝撃が背骨を揺さぶる。しかし両者とも即座に上体を起こし、互いの顔面に拳を叩き込んだ。


「ぐっ!」


美月の右拳が凛子の左頬を捉え、鮮血が白い雪に飛び散る。同時に凛子の肘打ちが美月の側頭部に命中。よろめく美月を見て凛子は容赦なく立ち上がり、相手の胸元へ馬乗りになった。


「観念しなさい!」


コートの襟を引き裂くように引っ張り上げると、美月の黒いセーターが露わになる。雪原の寒気に晒された肌に歯を立てる凛子。


「痛いっ……!この化け物刑事が!」

美月は苦悶の表情を見せながらも、両手で凛子の脇腹を掴んだ。


# 白い地獄


「離せ!」


凛子の叫び声と共に二人の頭が激しくぶつかる。互いの髪を掴み合い、雪の上でごろごろと転がる。美月の指が凛子の黒髪を鷲掴みにし、雪面に頭を叩きつける。同時に凛子も美月の茶色いポニーテールを力任せに引っ張り上げる。


「あぁっ!」


悲鳴をあげたのは美月だったが、すぐに反撃。凛子の首筋に噛みつく。犬のように歯を食い込ませる。


「痛っ!」


痛みで反射的に凛子は相手の脇腹を蹴り飛ばす。仰向けに倒れた美月の上に覆いかぶさり、今度は凛子が美月の鼻に噛みついた。


「ふざけんなぁ!」


血混じりの唾液を吐き捨てながら美月は身体を捻り、凛子の背中に爪を立てる。コートの生地が裂けて赤い線が浮かび上がる。二人は再び雪の中を転げ回り、髪の毛を引き抜き合う。


「死ね!死ね!死ね!」


美月の狂気じみた絶叫が雪原に響く。凛子は相手の肩に歯を立てながら膝で股関節を圧迫する。骨と肉の軋む音が耳元で聞こえる。呼吸さえ忘れてただ喰らいつき合う。


「殺してやる……!」


喉仏を狙って美月の口が開く。凛子は咄嗟に首を捻って避け、代わりに美月の唇に食らいついた。舌を絡め取りながら歯を立てる。甘噛みではなく本気の噛みつき。血の味が広がる。


雪の冷たさなどもう感じない。体温より熱い憎しみと怒りが全身を支配していた。髪を引き抜かれても、肌を噛まれても止まらない。この白い地獄で二人は互いを喰い尽くそうとしていた。

# 終わらない闘争


「うあああっ!」


凛子の爪が美月の顎下を深く抉る。血が吹き出し美月のシャツを赤く染める。しかし美月は怯まない。逆に凛子の耳を噛みちぎろうとする。雪の上での死闘はすでに10分を超えていた。


「この……売国奴がぁ!」


美月の罵声と共に拳が凛子の腹に叩き込まれる。胃液が逆流しかけるが凛子は堪える。今度は自分の番だとばかりに美月の胸倉を掴み上げた。


「お前こそ泥棒風情が調子に乗るな!」


引き裂かれたコートの袖を振り乱しながら凛子は相手の側頭部に頭突きを入れる。ガンッと鈍い音と共に美月の瞳が一瞬焦点を失う。その隙を見逃さず凛子は相手の髪を束ね直し、再び雪面に叩きつけた。


「痛いだろう?でもまだ終わらせない」

凛子は相手の太腿に馬乗りになると美月の顎を掴んで無理やり口を開かせる。「仲直りしたかったのはどっち?」

「お前だろぉ!」

美月の爪が凛子の頬を切り裂く。同時に凛子は美月の唇に噛みついた。口内を蹂躙するかのような噛みつき合い。互いの舌が血で染まる。


「絶対に……負けない!」

「死んでも……勝つ!」

白い雪に二人の血痕が散っていく。どれだけ傷つこうとも決着はつかない。それは愛憎入り混じった執着心だけが原動力の不毛な闘争だった。

# 壊れるまで続く闘い


「ひゃ……はっ!」


凛子の手刀が美月の喉元に入りかける。寸前で美月は後ろに仰け反り、雪に尻餅をつく形で回避。そのまま転がるように距離を取りながらも髪の毛を放さない。


「往生際悪いなぁ……凛ちゃん」


美月が薄笑いを浮かべた瞬間、凛子の膝が美月の鳩尾に突き刺さった。


「ぅおぇっ!」


雪の上で海老反りになる美月の髪を引っ張り上げながら凛子は顔を近づける。


「そんな余裕あるならもっと楽しませてくれるよね?」


歯茎を剥き出しにして凛子が笑う。その目には狂気が宿っていた。美月もまた同じ表情を返す。


「じゃあ私の得意技見せてあげようか……」


突然美月は身体を丸めると頭から凛子の腹に突進。タックルで吹っ飛ばされた凛子が雪の中に埋もれる。起き上がろうとする彼女の足首を美月が掴んだ。


「離せぇっ!」


凛子のパンチが美月の頬を打つ。それでも美月は力を緩めない。逆に凛子の足を持ち上げて相手の胴体を跨ぎ、四つん這いの姿勢に持ち込む。


「これが本当の『土下座』だよ?」


嘲るような声と共に美月は凛子の後頭部を押さえつける。雪に顔を埋めた凛子は息ができないままもがく。その首筋に美月の歯が迫る—


「これでも許してくれないのかなぁ……!」


雪に埋もれた凛子の髪を鷲掴みにすると、美月は頭を振り乱しながら何度も地面に叩きつける。しかし凛子も黙ってはいない。片手を伸ばし美月の太腿の付け根に爪を立てる。


「ぎゃあぁぁっ!」


美月が悲鳴を上げて体勢を崩した隙に凛子は一気に起き上がり、相手の首に腕を巻きつけた。絞め技ではなく単純な締め付け—目的は酸欠による降伏ではなく恐怖を与えること。


「まだ終わらないよ……美月」

凛子の声は冷たく震えていた。一方美月も抵抗を諦めていない。凛子の脇腹に足を入れると体重をかけて押し倒す。再び雪の上で抱き合ったまま転がり始める二人。どちらかが動かなくなるまで、この闘争は続いていく……

# 終わりなき肉弾戦


「この……」


美月の言葉が途切れる。凛子の拳が彼女の側頭部を正確に捉えたからだ。雪に半ば埋もれて呻く美月を見下ろし、凛子はゆっくりと近づく。


「もう終わり?」


冷笑を浮かべる凛子の顔を美月の手が掴んだ。驚愕の表情のまま雪に引きずり込まれる凛子。次の瞬間二人は顔面から雪に突っ込み、そのままもみくちゃになって転がり始めた。


「ぐっ……離せっ!」

「こっちの台詞よ!」


髪を掴み合いながら互いの顔面を拳で殴り合う。時折歯が当たる音が混じり、血の臭いが鼻をつく。雪と血液が混ざり合い、二人の衣服に染み込んでいった。


「いい加減に……しろぉっ!」


美月の頭突きが凛子の鼻先に炸裂。鼻血を垂らしながらも凛子は逆襲に出る。雪に相手の頭を固定し、思いっきり噛みついた。


「痛いぃっ!」


叫ぶ美月の腕が凛子の背中を打つ。雪面を転がり続けながら二人は相手を掴み続けた。どちらかが完全に動きを止めるまで—いや、その瞬間でさえも闘争は終わらないかもしれない。この雪原での決着は、永遠に訪れないのだ。

# むき出しの本能


「おいっ!」


凛子の怒声と共に彼女の爪が美月の頬を削る。鋭い痛みに顔を歪めながらも美月は逆に凛子の首筋に噛みついた。


「があっ!」


苦痛に耐えかねた凛子が相手の髪を引っぱり返す。雪面を引きずられる形となった美月だが、それでも牙を立て続ける。血の味を確かめるように噛み締めた後、ようやく顔を離した。


「どう?気持ちいい?」

嘲笑う美月の顎を凛子の掌底が砕く。「ふざけるな……」


よろめく美月の髪を掴み直し、凛子は再び地面に引き倒す。雪の上で馬乗りになると両手で相手の喉を掴んだ。


「もう喋るな」


低く告げる声とは裏腹に瞳は燃えるような怒りに満ちている。美月は必死に抵抗し、凛子の太腿に噛みついた。


「ひぃっ!」


短い悲鳴を漏らしつつも凛子は力を緩めない。二人の額から流れ落ちた汗と血が雪を溶かしていく。冷たいはずの大地が二人の熱で蒸発し、水蒸気が立ち上った。


「これでもまだ……!」

「くそっ……!」



どちらも譲らない。むしろ互いを傷つければ傷つけるほど闘志が増していく。それは理性を失った動物の本能そのものだった。雪原という檻の中で二人の女は互いを喰らい合う獣と化していた。


# 止まぬ暴走


「痛いっ!」


美月の悲鳴が雪原に響く。凛子の噛み付きが彼女の肩を強く捕らえていた。しかし美月も黙っていない。相手の指を一本ずつ反対方向に曲げていく。


「ぎゃあぁぁっ!」


凛子の叫びと共に二人は雪の上で転がり始める。もはや痛みによる防御反応すら忘れたかのように互いを求めていた。いや、「求め」ではなく「壊し」合っているのだ。


「殺してやる……!」

「望むところよ!」


雪を撒き散らしながら二人は踊る。髪を掴み合って頭を振り回し、顔に拳を叩き込み合う。口の中に入った雪と血が混じった唾液を吐き出しながら、なおも攻撃の手を休めない。


「まだまだぁ!」

「はぁっ……はぁっ……まだだ……!」


既に全身傷だらけの二人は限界を超えつつあった。それでも闘争本能だけが彼らを突き動かしている。雪原という舞台で演じられるこの狂気の舞踏劇は、永遠に続くかと思われた—

# 無尽蔵の暴力


「はぁっ……はぁっ……」


荒い息遣いだけが雪原に響く。血と汗に塗れた二人はもはや言葉を発することすら億劫になっていた。ただ原始的な衝動だけで互いを求め続ける。


凛子が美月の髪を掴み上げると同時に美月の爪が凛子の背中を抉る。二人は雪の中に倒れ込み、抱き合ったまま回転し続ける。その動きは恋人同士の情熱的なダンスにも見えるが実態は全く異なる。


「離せ!」

「嫌だ!」


短い言葉だけで意思疎通できる関係性。理解し合えるからこそ憎悪も深い。二人はお互いを理解した上で互いを否定し合っているのだ。


凛子の膝が美月の腹部に突き刺さる。「うっ」という呻きと共に美月は反撃—凛子の顔面を両手で掴むと頭部を雪面に叩きつけた。しかし凛子も諦めない。下からの頭突きで相手の顎を砕く。


「ごぉっ!」

血を吐きながらも美月は凛子の髪を掴んで引き寄せると耳朶に噛みついた。「ぴ


# 決着なき肢体の共鳴


「こんなに汚れてるのに……綺麗だ」


美月の囁きに凛子の動きが一瞬止まった。その隙を見逃さず、美月は両腕を凛子の首に絡ませる。引き寄せて額を合わせる距離で囁く。


「やっぱり欲しかったんじゃない?」


「何言って……」


言いかけた唇を塞ぐように美月の顔が迫る。しかし接吻ではなく—頬にガツンと頭突き。衝撃で仰向けに倒れた凛子の上に馬乗りになった美月は、ボタンが弾けた凛子のブラウスをさらに引き裂いた。


「ほら……出てきた」


露わになった鎖骨に美月の舌が這う。ねっとりとした動きに凛子は鳥肌を立てた。この女はいつだってそうだ—敵意を欲望に変換するのが巧い。


「触るな……」


掠れた声と共に凛子は美月の腰を掴み上げた。雪の上に押し倒される美月だが、逆に脚を凛子の首に絡ませる。柔軟な肢体が螺旋状に拘束する。


「私の方が器用でしょ?」


嘲笑う美月の髪を凛子が掴み上げる。痛みに喘ぎながらも美月は両手を伸ばし—凛子のシャツを更に破いた。露わになった腹部に吸い付くように噛みついた。


「ふざけんな……!」


凛子の怒声と共に美月の太腿を握り潰す勢いで掴む。しかしそれも一瞬。美月は自ら凛子の手を導き、胸元へ誘った。


「好きなだけ触れば?」


挑発的な笑み。凛子の理性が爆発した。雪面を転がりながら美月のブラジャーを引きちぎる。白い肌が月光に晒される様に一瞬だけ目を奪われる—それが命取りだった。


「ほらっ!」


美月の爪が凛子の背中を抉る。同時に凛子の膝が美月の脇腹に突き刺さる。二人は互いの弱点を探り合うように転がり続ける。時に性的な仕草が混じりながらも本質は殺し合い。


「あんたなんか……大嫌い……!」


「だったら……死ねよっ……!」


雪を浴びながら血を舐めながら、二人はまだ離れようとしない。むしろ一つになりたがっているかのような錯覚さえ覚える—これがセクシーファイトの恐ろしさだった。


# 感覚麻痺の境界線


「んっ……!」


凛子の指が美月の肋骨を捉える。息を詰める美月に追い打ちをかけるように顎を掴み上げる。しかしその手が急に弱まった。美月が凛子の指に吸い付いていたのだ。


「離せ……」


警告と共に凛子は美月の首筋に歯を立てる。甘噛みではない—血管を潰さんばかりの力を込める。苦悶の声を上げる美月だが、同時に凛子の腰に脚を巻きつけた。雪に沈みながらも密着する二つの肉体。


「もう……我慢できない……!」


美月の叫びと共に彼女の頭突きが凛子の鼻梁に直撃。血しぶきが月明かりに輝く。その血を舐め取るように美月の顔が迫る。


「一緒に行こう……凛ちゃん」


唇を重ねようとする動きに凛子は拒否反応を示す—が体は正直だった。触れ合う肌の温度に思考が曖昧になる。これも策略なのか本心なのか判断できない。


「違う……これは……」


混乱する凛子をよそに美月は攻勢に出る。凛子のショーツに指を滑り込ませながらも同時に頬を平手打ち。痛みと快感の境界線上で凛子は咆哮した。


「やめろっ……!」


全力で押しのけようとするが美月は離れない。


動画はこちらhttps://x.com/nabuhero

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