第22話 水瀬美咲vs桜井麗奈 レズバトル 外資系超大手企業の社内キャットファイト制度

# 社内キャットファイト・オフィシャルルールマッチ

外資系超大手企業の社内キャットファイト制度で主任への昇進を賭けた若手女性社員の決闘

東京本社36階、ガラス張りの会議室中央。水瀬美咲と桜井麗奈——同じ部署のライバル二人が向き合っていた。照明は二人だけを照らし、観客席からは興奮の声が漏れる。


「あなたが主任になって何が変わるというの?」麗奈の爪が美咲の肩を捉える。「いつも他人の手柄を横取りするくせに」


「あなたこそ計算高すぎよ」美咲の拳が麗奈の頬に食い込んだ。「プレゼン資料の8割は私が作ったのに」


制服の胸元から裂ける音が響く。互いの髪を掴みながら床に転がった。パンプスが飛び交い、テーブルの上の書類が宙を舞う。


「私の婚約者まで奪おうとしたわね!」麗奈が美咲の首筋に噛みついた。「あの男の話題が出ると動揺してたものね!」


「嘘をつかないで!」美咲が麗奈の耳を掴んで捻じ上げた。「あなたの方こそ、私を階段から突き落とそうとしたじゃない!」


二人の唇が血で染まり始める。応援団からの口笛が鳴り響く中、倒れては立ち上がりを繰り返す。


「今日こそ決着をつけるわ」麗奈が最後の力を振り絞って美咲に覆いかぶさる。「どっちが本当のリーダーなのかをね」


美咲が麗奈の腰に手を回し、激しく体を揺さぶった。「あなたみたいな腹黒には負けない!」

二人の身体が絡み合ったまま椅子を押し倒す。

汗と涙と血が混じり合った戦いは続く。勝者が決まるまで——いや、この因縁が完全に清算されるまで終わらない。観客たちは熱狂し、審判は静かにタイムキーパーを見つめていた。


# 女同士の肉弾戦:真実の暴露


部屋の空気が凍りついた瞬間だった。水瀬美咲の手が桜井麗奈の豊かな黒髪に伸びた。


「あなたの嘘を全部暴いてやる!」


指が髪の中に食い込み、麗奈は反射的に美咲の三つ編みを掴み返した。互いの頭皮が引き攣れる痛みが脳髄まで伝わる。


「私のプロジェクトを横取りしようとした罰よ!」


麗奈が美咲の頬に歯を立てた。鉄の味が広がる。美咲は叫び声と共に麗奈の首筋へと噛みつき返す。二人は唾液と血で濡れた顔を至近距離で見つめ合いながら、絨毯の上に転がった。


「あの男性社員のことだって……あんたが誘惑してたでしょ?」


美咲の膝が麗奈の腹に入り込む。麗奈は苦痛に顔を歪めながらも美咲の耳を掴んで捻り上げる。


「私があの人に何を言ったと思ってるの? あんたよりずっといいってことよ!」


お互いの制服は乱れ、シャツのボタンは飛び散っていく。麗奈が美咲の腕を極めようとすると、美咲は自由な足で麗奈の脇腹を蹴り上げた。二人の呼吸が荒くなる中、最後の力で相手の頭を押し下げようとする。


「今度こそ決着をつけてやるわ!」


麗奈が美咲の髪を掴んだまま床に叩きつけようとした時、美咲の肘が麗奈の顎先を捉えた。麗奈の体が一瞬浮き、二人の姿勢が逆転する。


「嘘つきはどっちだと思ってるの!?」


美咲が麗奈の上に覆いかぶさり、顔中に唾を吐きかけた。麗奈は怒りに震えながら美咲の腰に両脚を絡め、力任せに転がり返す。


「あんたなんか主任の器じゃないわよ!」


麗奈の拳が美咲の鳩尾を打ち抜き、美咲が呻き声をあげる。しかし次の瞬間には麗奈の顔に血の混じった唾が降りかかった。二人は床を這いずり回るようにして位置を変え続け、互いにマウントポジションを取ろうとする。


「もう終わりにしましょ……これ以上傷つけ合わないためにも!」


「うるさい! 私たちの間には何も終わらせることなんてないわ!」


最後に立ち上がったのはどちらだろうか? 互いの制服は破れ果て、顔は腫れ上がり、血と涙で汚れていた。だが二人の目からは憎しみと執念の光が消えない。


「まだ終わらせないわよ……」


美咲と麗奈は再び互いの髪に手を伸ばした。終わりなき女同士の闘争は続く——。


# 決着の瞬間


麗奈の指が美咲の髪から滑り落ちそうになった瞬間、美咲の膝が麗奈の太腿に食い込んだ。二人はまるで螺旋のように絡み合いながら再び床に崩れ落ちる。


「もう疲れたでしょう?」美咲が麗奈の耳元で囁いた。「これが最後よ」


麗奈が笑い声を漏らす。「あんたこそ……限界なんでしょ」


麗奈の爪が美咲の背中に深く突き刺さる。美咲は悲鳴を上げながらも麗奈の喉元に牙を突き立てた。血の味が口いっぱいに広がる。


「こんな醜い戦い……見てる人がいたらどう思うかしら」麗奈が息を切らしながら言う。


「見せてやればいいじゃない」美咲が顔を上げる。口元は赤く染まっていた。「本当の私たちを」


美咲が突然体を起こし、麗奈の上に馬乗りになる。両手で麗奈の襟を掴むと、一気に引き裂いた。麗奈の白い肌が露わになる。


「いつも隠してるけど……本当は欲求不満なんでしょう?」美咲が麗奈の胸に顔を埋めるようにして笑う。


麗奈の瞳孔が開く。「殺してやる!」


麗奈の両脚が美咲の腰に巻きつき、強引に体勢を入れ替える。今度は麗奈が上になり、美咲の額に自分の額を押し付けた。


「嘘ばかりついて……いつか本当の自分になれると思う?」麗奈が低い声で問いかける。


美咲は答えず、ただ麗奈の腰に足を絡めたまま身体を捩る。二人はまるでダンスをしているかのように床の上で翻弄し合った。互いの肉体を通して心の中を探り合う。


「……本当はずっと友達になりたかったのかもしれないね」美咲が囁く。


「馬鹿言わないで」麗奈が即答した。「私たちは永遠に敵同士よ」


美咲が笑い、麗奈もまた笑みを浮かべた。そして同時に互いの唇に噛みついた。血と涙と唾液が混ざり合い、二人の境界線が溶けていく。意識が薄れる中で感じるのは——終わりなき闘争の悦びだけだった。


# 堕ちていく魂


美咲の爪が麗奈の肩甲骨を裂き、麗奈は美咲の首筋に犬歯を食い込ませる。二人は互いの身体を通して憎悪を貪り合った。美咲は麗奈の唇を無理やりこじ開け、舌を差し入れる。麗奈の舌が反撃するように絡みつき、二人の口腔内で唾液と血液が渦を巻いた。


「もっと……もっとよ……」麗奈が喘ぐように呟く。


美咲の指が麗奈の背中を這い回り、敏感な部分を探し当てる。麗奈は悲鳴のような嬌声を上げ、それに呼応するように美咲の秘所を激しくまさぐった。二人の快楽中枢は恐怖と興奮に混乱し、常識や理性はすでに失われていた。


「こんなのが気持ちいいなんて……おかしいわ」麗奈が自嘲気味に言う。


「でも止まらないでしょう?」美咲が囁く。「私たちは獣なの」


汗と愛液と血が混じり合った匂いが部屋に充満する。二人は互いの身体を貪り合うことでしか自我を保てなくなっていた。麗奈が美咲の乳房に噛みつき、美咲は麗奈の脇腹に爪痕を残す。痛みと快感の境界線が曖昧になり、二人の身体は一つになっていくようだった。


「私たちが望むものは同じなのかもね」美咲が恍惚とした表情で言う。「一番になりたいっていう願望」


「じゃあどうして一緒にできないの?」麗奈の問いかけには答えがない。代わりに美咲の指が麗奈の最も敏感な場所を探り当てた。


「ひゃ……っ!」麗奈の身体が弓なりに仰け反る。「そこだけはダメ……!」


「ダメなわけないじゃない」美咲の声は優しささえ含んでいた。「ここであんたを壊せるなんて最高だわ」


二人の呼吸が完全に同期し始める。絶頂に向かって駆け上がる感覚の中で、二人の意識は次第に混濁していった。もはやどちらの快楽なのか区別がつかず、肉体が溶け合うような錯覚さえ覚える。


「一緒に行こうよ……」美咲が囁く。「二人だけで」


麗奈はうなずきも拒絶もせず、ただ美咲の指の動きに身を委ねた。そしてついに、二人は同時に絶叫する。全身が痙攣し、全ての力が抜けていく中で、二人は抱き合ったまま床に崩れ落ちた。


意識が薄れる中で、美咲と麗奈は互いの体温を感じながら考えていた。これほどまでに完璧に通じ合えたのは初めてだと。だがそれは愛情ではなく、純粋な破壊衝動と自己破壊への欲望だった。


「次は……決着をつけるわよ」麗奈が囁く。


美咲は何も言わず、ただ麗奈の髪を指に絡めた。二人の関係は憎悪によって繋がれている。それが唯一の真実だった。


# 跡に刻まれる真実


麗奈の意識が徐々に戻りつつあった。部屋の隅で倒れている美咲の姿が見える。二人とも衣服はぼろ布となり、身体中には互いの歯型と爪痕が生々しく刻まれている。


「起きたの……?」美咲がか細い声で訊ねた。


「ええ」麗奈がゆっくりと身体を起こす。「最悪の気分よ」


美咲は弱々しく笑った。「私も」


奇妙な静寂が訪れた。数時間前までの殺意に満ちた憎しみは今は影を潜めている。


「ねえ」美咲が言った。「気づいてる? 私たち……似てるのよ」


麗奈の眉が寄る。「そんなことはないわ」


「いいえ」美咲が確信を持って言った。「外見も才能も……求めているものも」


麗奈は沈黙した。確かに彼女たちは多くの点で似ていた—容姿、能力、野心。その相似性が反発の原因だったのかもしれない。


「だからこそ許せなかったのね」麗奈が呟いた。「鏡を見るようで」


二人は互いの傷だらけの姿を眺めた。それまでの憎しみと嫌悪が少しずつ変化していくのを感じる。


「こんなことを繰り返す意味はあるのかしら」美咲が問いかける。


「わからない」麗奈は正直に答えた。「だけど……まだ終われない気がする」


「そう」美咲が微笑んだ。「じゃあ続けましょうか」


麗奈も微かに笑みを返す。二人の間には新たな関係が芽生えようとしていた。それは単なる和解ではない。より複雑で危険な何か。


「でも今度は違う方法で決めましょう」美咲が提案した。「もうこんな風に傷つけ合うのは懲り懲りだわ」


麗奈が立ち上がると、美咲も続いて立ち上がった。二人は向かい合い、互いの身体をそっと抱きしめる。互いの肌を通して感じる体温は、これまでとは異なる感情を呼び起こしていた。


「次は勝負する内容を考えないとね」美咲が囁いた。


「そうね」麗奈が同意する。「でも忘れないで。どんな形であれ、勝者は一人だけよ」


美咲はうなずいた。彼女たちは新たな対決の形を探している。暴力ではない何か、もっと純粋で残酷な方法で。


# オフィス戦場:午後の決闘


水瀬美咲が営業報告書を提出するため人事部に現れたとき、既に桜井麗奈が待機していた。二人の間に流れる緊張感に部屋中の空気が凍りつく。


「お疲れ様」麗奈がにっこりと微笑む。「昨日は良い夢見れた?」


美咲の頬が僅かに引き攣る。昨夜の激闘の記憶が鮮明によみがえる。


「おかげさまで」美咲が冷たく返す。「最高の目覚めだったわ」

二人は表向きの平静を装いながらも、指先は無意識に互いの傷跡を確かめていた。


窓から差し込む夕日が二人の顔を赤く照らし出す。麗奈が美咲の三つ編みを掴んで引き寄せると、美咲は反射的に麗奈のネクタイを掴み返した。互いの顔が鼻先が触れるほど接近する。


「もう許さないわ」美咲の声は震えていた。「今度こそ……」


麗奈の瞳が冷たく輝く。「できるものならやってみなさい」


二人は同時に力を込め合い、互いを壁に押し付けた。革張りのソファが床を引きずる音が響く。麗奈が美咲の脇腹に肘打ちを入れると、美咲は呻き声を上げながらも麗奈の腿に蹴りを見舞う。


「私の方が強いって証明してやるわ!」美咲が叫びながら麗奈の顎に頭突きを食らわせた。


麗奈はよろめきながらもすぐに体勢を立て直し、「甘いわね」と冷笑を浮かべる。そのまま美咲の後頭部を掴み、事務机の角に叩きつけた。


「キャッ!」美咲が悲鳴を上げる。


しかし次の瞬間には麗奈の背後に回り込み、両腕で首を締め上げる。「これで終わりよ!」


麗奈は必死にもがきながらも右手を振り上げ、美咲の髪を鷲掴みにして引き離した。二人は床を転がりながら互いの腕や脚を攻撃し合う。


「あなたのせいで……私がどれだけ苦しんだかわかってるの!?」美咲が叫びながら麗奈の肋骨を拳で打ちつける。

「それはこっちのセリフよ!」麗奈が美咲の頬に平手打ちを食らわせた。「みんな私を嫌ってる……あなたさえいなければ」




「覚悟しなさい……」美咲の唇が歪む。麗奈の髪を掴んだまま引き寄せると、二人の額がガツンとぶつかり合った。脳裏に火花が散る。


「この……!」麗奈が唸り声を上げて美咲の三つ編みを引っ張り返す。


互いの顔が至近距離で向き合った瞬間、美咲が先に動いた。麗奈の頬に歯を立てて咬みつき、血の味が口の中に広がる。麗奈も負けじと美咲の首筋に牙を立てる。


「くっ……離しなさい!」


美咲が麗奈の髪を握る手に更に力を込めると、麗奈は悲鳴を上げながらも美咲の腰に脚を巻きつけて床に引き倒した。二人はもつれ合いながら絨毯の上を転がる。


「あんたなんか……主任にふさわしくないわ!」


美咲が叫びながら麗奈の胸元に拳を叩き込む。麗奈は苦痛に顔を歪めながらも美咲の耳たぶを噛み千切らんばかりに歯を立てる。


「この……売春婦め!」


麗奈の罵倒に美咲の目に怒りの炎が灯る。麗奈の髪を掴んだまま強引に引き起こすと、顔面に頭突きを食らわせた。


「うぐっ!」


よろめく麗奈の腹部に美咲が膝蹴りを入れる。麗奈は咳き込みながらも美咲の髪を掴み返し、両手で顔を挟むようにして押し倒す。今度は麗奈が上になり、美咲の唇を狙って咬みついた。


「やめろぉ!」


美咲が叫びながら麗奈の背中を掻き毟る。爪が麗奈の皮膚を裂き、血が飛び散る。麗奈は怒りに震えながら美咲の首を両手で締め上げ始めた。


「苦しい……!」


美咲が窒息しそうになる寸前で麗奈の手首を掴んで引き剥がす。そのまま身体を捩じって麗奈を下敷きにするよう覆いかぶさった。今度は美咲が麗奈の唇に襲いかかる。


「これが……あんたの本性よ!」


お互いの唇に血が滲み出すまで噛み付き合い、唾液と血液が混ざり合った糸が口の端から垂れる。息も絶え絶えになりながら二人は床を転がり続けた。


「こんなの……誰も知らなくていいことなのよ!」


「だったら最初から関わらないでくれれば良かったのに!」


麗奈が叫びながら美咲の胸元を掴んで起き上がり、互いの顔に何度も拳を打ち付ける。顔中が痣と血で汚れ始めてもなお、二人の暴力は収まらない。


「もう終わりにしましょう!」美咲が叫ぶ。「これ以上傷つけたくない!」


「黙れ! この偽善者が!」


麗奈が美咲の髪を掴んで後ろに引き倒す。そして馬乗りになると美咲の顔に何度も平手打ちを浴びせた。


「あなたなんか……大嫌い!」美咲が泣き叫ぶ。「でも……どこかで憧れてたのかもしれない……」


麗奈の動きが一瞬止まった。


「え……?」


「あなたの才能に……嫉妬してたの」美咲の目から涙が溢れ出す。「私はただのコピーでしかないから……」

麗奈は呆然と美咲を見つめた。


動画はこちらhttps://x.com/nabuhero

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